各種工事対応実績写真

HISTORY

1.施工前

2.高架水槽撤去中

3.高架水槽撤去中

4.高架水槽撤去中

5.高架水槽撤去中

6.配管キャップ取付け

7.施工完了

高架水槽撤去工事屋上

【関連ブログ記事】
マンションの屋上にある、もう使っていない高架水槽を撤去した工事について、詳しくご紹介しています。

 

『屋上がスッキリ!高架水槽撤去工事』
https://www.sanyokougyou.co.jp/kohou/koukasuisou/

 

 

*高架水槽とは?

その昔、本管の水道から各敷地内に水を送り込むポンプの力が弱かった頃、重力で水を送ったのがこの高架水槽です。
今では水道を引き込むポンプの性能が良くなったため不要となりました。

かつては一軒家であればポンプでも水を送る圧力は十分に足りました。ですが建物は大きくなるほどポンプの圧力が届かなくなってしまうので、主にマンションやビル等にこの高架水槽が設けられていました。

ちなみに高架水槽がある建物は、基本的に地下に受水槽があります。受水槽もまたポンプを使って高架水槽に水を引き上げる役目を持っています。高架水槽は受水槽の1/3と言われているため、1tの高架水槽があれば、地下に大体3tの受水槽があると言われています。

*撤去した方が良いの?

基本的に高架水槽は取り付けてから最低でも20年は経っています。
というのもここ15年で水道の本管から水を送る圧力が上がったためです。

そのため現在では高架水槽が無くとも、マンションやビルでも通常の水道を直に使用することができます。老朽化にともない破損や劣化していく高架水槽を修復しながら使うのであれば、撤去して本来の水道を使った方が衛生的にも効率的にも良いと言えるでしょう。受水槽は地下を掘ったものが多いため、高架水槽のみを取り除く、あるいは受水槽のポンプと高架水槽を外し、受水槽のみを残すというケースもあります。

*撤去の流れは?

高架水槽は建物の大きさに比例して大きくなる一方で、形も建物に応じて様々です。

古いものであれば一つの塊・繋ぎがあまりないパターンなので、水を抜いたら電動ノコギリなどで細かく切断して細かくしていきます。近年の高架水槽であれば、1mx1mくらいのパネルになっており、それをボルトで締め込んだものになっているので、ボルトを外して片付けていきます。さらに高架水槽は重力で水を落とすので、櫓(やぐら)という架台を立て、その上に置かれています。もちろんこの櫓も撤去の対象です。留め具となっているボルトを外したり、電動ノコギリで切って撤去します。

*撤去に必要な日数は?

大きさにもよりますが、大体1日ほどで十分です。
数日かかることはまずありません。半日で終わるケースがほとんどです。

*撤去時に気を付けている点は?

高架水槽を撤去する際に、一番気を付けなければならないのは作業時の安全確保です。

続いて水の管理と火の粉の飛散を厳重に注意します。水道管と高架水槽を繋ぐ配管をしっかり締め込んでおかないと水浸しになる恐れがあります。また、電動ノコギリを用いる場合が多いため、火の粉の飛散によって屋上の防水層が焼け切らないよう注意が必要です。火の粉を見過ごすと雨漏りの原因になります。

*高架水槽を撤去する単価は?

撤去費用の単価は一概に言えません。
なぜなら高架水槽は設置されている建物により大きさも形も様々です。
さらに置かれている環境も違います。

高架水槽が大きければ手数が増えます。櫓といわれる架台が高ければ危険度もその分上がります。そのため一概には単価を決められないのです。

一例として述べるのであれば、弊社がとあるマンションにて0.5tの高架水槽を撤去した場合、50万円+税で撤去いたしました。ご参考になれば幸いです。