コンクリートの修復工事にお悩みの皆様へ。
IPH工法を用いれば、地震被害や経年劣化で修復が困難になったコンクリートを手軽に再生することができます。
既存工法
押し込む注入をすると、コンクリート内部に存在する空気に押し返されてしまい、隅々まで注入材が充填できません。
IPH工法
エジェクター効果現象を利用し負圧状態をつくり、樹脂を微細なクラックまで充填します。
充填後、加圧状態のまま注入材を硬化させ、コンクリート内部から接合補強します。
IPH工法がこれまでの工法と大きく異なるのは、穿孔穴の内部から注入されたエポキシ樹脂がコンクリート内で放射状に拡散することによって、0.01mmの微細なクラックまで充填できることです。従来の工法では表面の雨水浸入防止を目的としていますが、内部の空気を抜きながら樹脂を注入するIPH工法では、ひび割れの深部まで注入材を充填できます。
公共事業の悩みを解決、
日本のインフラを支える
画期的な工法です。
高度経済成長期につくられたコンクリート構造物が寿命を迎え、
劣化による耐力の低下や、耐震不足が社会問題となっています。
その中で、既存の建造物を壊さずに生かし、
強度を取り戻して延命させる技術「IPH工法」が注目されています。
IPH工法導入実例
成田国際空港エプロン補強工事、中国電力岩国火力発電所鉄塔基礎補強工事、JR山陽新幹線三原芸予地震対策耐震補強工事、東京メトロ銀座線渋谷駅・
日本橋駅間中柱補修工事、尾原ダム建設第2期工事、東北自動車道太平橋橋梁補修工事、錦見浄水場クラック補修工事 他多数
例えば、こんなお悩みを解決します
CASE
01インフラを止められないので、補修ができない・・・
非破壊補強なので、構造物の建て直しが不要です!
CASE
02課題が多くて、施工計画が立てられない・・・
IPH工法なら大掛かりな工事がいらないのでコストも期間も大幅に削減可能です!
少人数でOK
工期が短い
大掛かりな
重機が不要
コストが低い
規制が少ない
震災でひび割れした高架橋の梁も・・
中層横梁の損傷状況(梁幅W=700mm)
IPH工法によって修復され、耐久性が向上します!
梁上下平面及び垂直面へのIPH樹脂注入状況
IPH工法は様々な場所で
活用されています
橋梁の床版
注入中・・・
施工完了
浄水場の外壁
注入中・・・
施工完了
ゴミ焼却場の扉接合部
注入中・・・
施工完了
IPH工法施工手順
施工前
既存塗膜除去
マーキング
穿孔(せんこう)
台座取付
注入
仕上げ
施工完了
役所や学校、商業施設など
一般の建築にも施工可能です。
IPH工法は、その利便性の高さから、簡単に壊すことが出来ない建築物や場所、
人通りの多い繁華街、商業施設などの建物でも活用できます。
また、止水効果が期待できるので、雨漏りの補修にも利用することができます。
CASE
01区役所案件1
エレベーターピット内の浸水
エレベーターピット内の浸水により
水たまりが発生していました。
入隅部分にIPH工法による補修工事を
行います。
非破壊補強なので、構造物の建て直しが不要
CASE
02市役所案件
地下の配管まわりのコンクリート劣化
配管まわりを固定しているコンクリートの
ひび割れから水が漏れていました。
IPH工法による補修工事を行います。
施工後、漏水がまったくなくなりました。
CASE
03区役所案件2
天井裏の結露
共同住宅の天井からじわじわと水が滲み出ている現象が発生しました。
天井裏のひび割れに対して、IPHによる補修工事を行います。
施工後、結露がまったくなくなりました。
大掛かりな工事ができない現場、
短期間での工事が必要な現場に
おすすめです。
IPH工法の特長
IPH工法の特長は非破壊再生、施工時間短縮、コスト削減だけではありません。
さまざまな効果がコンクリートの健全化や長寿命化へと導きます。
また、優れた経済性や作業効率により、施工の負担を大きく軽減します。
01耐久性の向上
表面からは見えない構造物内の0.01mm程度のクラックにも注入が容易にできるという計測実績があります。コンクリートの耐力が復旧することから耐久性のみならず、耐震性にも期待が持てます。
02鉄筋防錆・中性化制御
IPH工法は鉄筋周囲への注入効果によって内部鉄筋の付着強度や防錆効果を高めます。具体的には、鉄筋とコンクリートの隙間に樹脂が充填されて接合されるので、鉄筋が空気に触れなくなり錆び止めの効果があります。また、コンクリートも空気に触れなくなるので中性化抑止の効果もあります。
鉄筋周囲にも注入
03注入状況がわかります
IPH工法独自の注入器は遮光カプセルケースを使用しているため、紫外線や日射熱の影響を緩和し、エポキシ樹脂の効果を最大限に活かします。また、カプセルは透明度が高く注入材残量が目視で確認できます。
注入残量も目視確認可能
04止水効果への期待
水の浸入経路となるひび割れを微細部にわたって防ぐため、水漏れ・液漏れ対策としての活⽤も大いに期待できます。
05構造物の長寿命化
環境や状態によって差はあるものの、施⼯により30年程度の延命が期待できます。また、劣化がひどく、”取り壊さなければならない”とされていた建造物であっても、うち8割程度は修復できると⾒込まれています。
06経済性・作業効率の向上
施⼯にあたって、劣化部を砕いたり削ったりする「はつり作業」が不要なため、約27%の経費削減と約62%の⼯程短縮ができます。
*規模により低減率は異なります。
07ライフサイクルコストの低減
⼀度の施⼯で、それ以降の点検・補修など定期的に掛かる維持管理コストを減らすことができます。そのため、⻑寿命化と合わせてライフサイクルコストの⼤幅な低減が可能です。全国にある築50年以上の橋を全てつくり直すと約150兆円以上のコストになると試算されていますが、IPH⼯法を⽤いれば1/10まで削減できます。
東京都足立区 A様
テナントビルの工事をお願いしましたが、壊さずに施工してもらえるためお店を閉めずにすみました。
工事期間も短く、テナントさんに迷惑をかけずに済んだので、大変助かりました。
東京都渋谷区 B様
大掛かりな工事をしなくて済むのが魅力的です。
人員不足の解消や、昨今の補修ラッシュにも短期間で施工ができるため、これからも需要が伸びる工法だと思います。
東京都荒川区 C様
廊下の壁からしみ出てくる水(水漏れ)に悩まされていました。
住民が日々通る場所なので壁を壊すことなく、大掛かりな工事を避けられて良かったです。一番の魅力は、工事に時間がかからないことですね。
Q1.IPH工法なら、橋を利用しながらの施工も可能ですか?
はい、施工可能です。橋以外でも、ダム、高速道路、空港施設など様々な場所で、利用しながらの状態での施工が可能です。
Q2.止水効果も期待できるとありますが。
水の浸入経路となるひび割れをしっかりと防ぐため、水漏れ対策として期待されている工法です。
Q3.IPH工法で構造物の寿命はどのくらい延びますか?
環境や構造物の状態にもよりますが、施工により30年の延命が期待できます。