コンクリートの外壁は、シンプルかつ重厚感のあるデザインで人気があります。
しかし、そんなコンクリートの外壁は、雨水による影響を受けやすいことをご存知ですか?
今回の記事では、山陽工業がおすすめするコンクリートの外壁の防水対策について詳しくご紹介します。
コンクリートの外壁をいつまでも美しく保ちたい…とお考えの方、必見です!
雨が降っている時や雨が降った後に、コンクリートの外壁に上の写真のようなシミを見かけたことはありませんか?これは、コンクリートが持つ「水分を含みやすい」という性質によって発生するものです。
コンクリートの外壁に当たった雨水が蒸発しきるまでに時間がかかるため、特に日当たりが良くない場所は黒ずみやカビが発生してしまうこともあります。
また、タイルやサイディングなどと異なり、コンクリートの外壁は何にも覆われていないので(=打ちっぱなし)、表面にひび割れが発生すると雨漏りの発生に繋がりやすい傾向にあります。
ここまでの説明だけで、「コンクリートの外壁を何かで保護してあげたい」と感じる方も多いことでしょう…
もちろん、通常の塗装工事でも見た目を綺麗にすることは可能です。
しかし長期的な視点で考えると、見た目だけでなくしっかりとした防水対策を施してあげることをおすすめします!
特に建物が海の近くにある場合、潮風の影響を受けて劣化しやすいため、お金をかけて万全の防水対策を施してあげると良いでしょう。
山陽工業がおすすめするコンクリートの外壁の防水対策は、大きく分けて2種類あります。次の項目から、それぞれについて詳しくご紹介していきます。
コンクリートの外壁の防水対策の1つ目は、水から保護する塗料を塗る方法です。例えるなら、寒さ対策として上着を羽織るようなイメージです。
山陽工業では、水から保護する方法として下記の2つの塗装工事をおすすめしています。
コンクリート塗装とは、コンクリートの外壁を特殊な塗膜で水から保護し、尚且つコンクリート特有の重厚感を新築同様に再現できる防水対策です。
まずは塗料をコンクリートの外壁にしっかり密着させるためのプライマーを塗布します。
次にベースと呼ばれる塗料を塗布します。
このベースは、色の明るさにいくつかの種類があります。パッと目を引く明るい印象の外壁から、景観に馴染みながらも存在感のあるシックな印象の外壁まで、お好みの仕上がりを選ぶことができます。
次に、コンクリート塗装で最も重要な工程である模様付けを行います。
ベースを塗布しただけでは、全体的にのっぺりとした印象になってしまいます。そこで下の写真のように、専用のパットでコンクリートの外壁の表面をポンポンと叩くことで、コンクリート特有の重厚感のあるまだら模様を再現します。
模様付けを行うことで、一気に新築のようなコンクリートの外壁の美しさが蘇ります!
最後に、クリアと呼ばれる特殊な塗料を塗布します。
クリアとは、その名の通り透明な塗料で、塗布することでコンクリートの外壁を雨水や汚れなどから保護することができます。
一度クリアを塗布して乾燥させたら、上からもう一度重ね塗りをします。こうすることで、厚い塗膜(塗料の膜)が形成され、コンクリートの外壁がより強固に保護されます。
重ね塗りしたクリアが完全に乾いたら、コンクリート塗装は完了です。
施工前と比較すると、まるで新築のようなコンクリートの美しさが蘇ったことがよく分かります。クリアの厚い塗膜によって、防水対策もバッチリです。
光触媒塗装とは、先述したコンクリート塗装の最後に光触媒機能※を持つ特殊なコーティング剤を塗布する防水対策です。
※光触媒機能とは、太陽光(紫外線)によって外壁表面の汚れを分解する作用のことです。分解された汚れは、雨が降ると自動的に洗い流されます。
光触媒塗装なら、コンクリートの外壁を水から保護するだけでなく、汚れを洗い流せることから水を味方につけることができます!
光触媒塗装の手順は、プライマー塗布~クリア塗布までは先述したコンクリート塗装と同じです。
ただし、光触媒の場合、クリアは1回だけ塗布します。
クリアが乾燥したら、最後に光触媒機能を持つ特殊なコーティング剤を塗布して、施工完了になります。
光触媒コーティング剤は、クリアと同じく透明な塗料なので、施工後の仕上がりはコンクリート塗装とほとんど変わりません。
コンクリートの外壁が水からしっかり保護されるだけでなく、付着した汚れが洗い流されて美しさが長続きする光触媒塗装は、画期的な防水対策です!
コンクリートの外壁の防水対策の2つ目は、耐水性を高める含浸材※を塗布する方法です。例えるなら、寒さ対策として代謝を高めて体温を上げるようなイメージです。
※含浸材(がんしんざい)とは、コンクリートなどの固体内部にある、目に見えない隙間に浸透させる材料のことです。
塗料の分子がナノレベルまで小さいので、コンクリートの内部に存在する小さな隙間の隅々にまで浸透します。そうすることで、コンクリートの外壁の表面だけでなく、内部までもが水に強くなるのです。
この耐水性を高める防水対策は、上の写真のように透明な含浸材を塗布するだけなので、ここまででご紹介した「水から保護する」防水対策のような見た目の変化はありません。
既に汚れやカビなどが発生している場合は、コンクリート塗装や通常の塗装など、見た目を綺麗にする工事も同時に行うと良いでしょう。
コンクリートの外壁の防水対策は、高い費用がかかる分、一度の工事で長期間高い効果を得ることができます。
ぜひこの機会に防水対策を行い、コンクリートの外壁の美しさをずっと長続きさせましょう!
また、記事を読んでくださった方の中には、
「こんな要望でも叶えてもらえる?」
そんな風に迷われている方もいらっしゃるかと思います。
ご安心ください!山陽工業では、建物の調査診断・お見積を無料で承っています。
建物の状態を確認し、お客様のご要望をしっかりヒアリングした上で、最適な防水対策方法をご提案いたします。
もちろん、先述した見た目を綺麗にする塗装工事も山陽工業で対応が可能です。
メール・お電話や下記のフォームからお気軽にお問合せください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
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