外壁や花壇・ブロック・フェンスなど、建物に車をぶつけてしまったら、早急に補修工事の手配をしなくてはなりません。
雨漏り修理・外壁塗り替えなど建物の修繕工事を請け負う専門業者である私たち山陽工業は、そういった車の物損事故によって起きた不具合箇所の補修工事の実績も多数ございます。
今回の記事では、車が衝突してボロボロになってしまった駐車場の柱に行った工事(補修工事+塗装工事)の手順について、詳しくご紹介します。
また、山陽工業の物損事故補修の事例の一部についてもご紹介しいます。
…とお困りの方は是非この記事をご一読いただき、山陽工業へご相談ください!
それでは早速、駐車場の柱に行った物損事故の補修・塗装工事の手順について詳しくご紹介します。
下の写真は、施工前の柱の様子です。
柱の一部が大きく破損してしまっており、何やら鉄筋のようなものが曲がった状態で剥き出しになっています…。
この鉄筋のようなものは、おそらく柱のコーナー部分を補強するために埋め込まれていた部材と思われます。
この柱を補修するため、まずは土台を成形しなおしてから、最後に塗装で綺麗に仕上げる工事を行っていきます!
まず初めに、破損してしまっている箇所を電動のこぎりなどを使って削り落とします。この作業を「斫り(はつり)」と呼びます。
そのあと、斫りの際に発生した細かな粉塵などが残らないように清掃します。
プライマーを塗布します。
プライマーには、この後に使用するモルタルをよりしっかりと密着させる効果があります。
ほぼ無色透明なプライマーですが、非常に重要な工程です!
モルタルで補修していきます。
元の柱の形になるよう、コテと呼ばれる工具で丁寧に整えていきます。
こちらで柱の形状が元通りになりました!
もちろんこれで終わりではありません!塗装でさらに綺麗に仕上げていきましょう!
今回は、柱の4面全てに塗装を行います。
塗装をより綺麗に仕上げ、その美しさをより長持ちさせるためには、塗装を行う前に柱の表面を滑らかに整える必要があります。
凹凸があるまま塗装を行ってしまうと、見た目が綺麗にならなかったり、塗料が剥がれやすくなってしまいます…。
そこで行うのがこのパテ補修!
「パテ」と呼ばれるペースト状の材料で、柱の表面の凹凸を整えていきます。
写真の黄色っぽい部分が、パテを塗った(パテ補修を行った)箇所です。
サンドペーパー(紙やすり)を使って柱の表面を研磨し、平らに均します。この作業を「ペーパー掛け」と呼びます。
プライマーを塗布します。
先ほどモルタル補修の前に塗布したプライマーとは別の材料ですが、役割は同じです。塗布することで、この後に使用する塗料をよりしっかり密着させる効果があります。
塗料を既存の柱に限りなく近い色に調色して、塗っていきます。
塗料が完全に乾いたら、こちらで駐車場柱の補修・塗装工事は全て完了です!
綺麗になりましたね~!!!
施工前と比較すると、美しさは一目瞭然ですね。
破損してしまっていた部分を撤去したので、安全性も確保されました。
参考までに、今回手順をご紹介した駐車場の柱の補修・塗装工事にかかった日数は2日間です。
※同じような柱の補修・塗装工事の場合でも、実際にかかる工事日数は、破損や不具合の状況などにより前後しますのでご了承ください。
山陽工業で実際に行った、物損事故補修のその他の事例を一部ご紹介します。
マンションの敷地内にある石柱に車が衝突し、根元から抜けてしまった事例です。
地面に大きな窪みができてしまい、通行時に危険が伴うため、早急に石柱の復旧工事を行いました。
戸建てのコンクリート塀に車を擦られ、塀の一部が変色してしまった事例です。赤枠で囲んである部分が、白っぽく&黒っぽく変色しています。
シンナーを使って拭いたり、塗料を塗ったりして、塀を均一な色に整えました。
マンションのエントランスにある花壇に車が衝突し、中の土が流れ出てしまうほど大きく破損してしまった事例です。
ピンコロ石(立方体の石)を積み直し、流れ出てしまった花壇の土も追加して、綺麗に復旧しました。
この事例については、下の記事で工事の手順などを詳しくご紹介しています。
山陽工業は、他にも様々な物損事故の補修を請け負って参りました。安心してご依頼ください!
山陽工業は、建物全体の修繕はもちろん、物損事故の補修のような部分的な工事も大歓迎です!
現地調査とお見積は無料で承っていますので、業者選びでお困りの方はお気軽にご相談ください。
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
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