床の上にある蓋を開けることで、床下にある配管や配線などの状態を見ることができる床点検口や、下水管や電気ケーブルに繋がるマンホール。どちらも街中のあらゆるところに存在し、馴染みのある方も多いのではないでしょうか?
点検口やマンホールは普段開けることはありませんが、不具合の点検をする際には開ける必要があります。しかし、いざ開けようと思ったら「開かない!!」なんてことも少なくありません。
今回の記事では、床点検口とマンホールが開かなくなる原因と修繕方法についてご紹介します。
点検口やマンホールが開かずお困りの方は、ぜひ参考にしてください!
床点検口やマンホールが開かなくなってしまう原因には、以下のようなことが考えられます。
・ホコリや小石で隙間がびっしり埋まっている
・人や車の通行による振動、小さな地震などで発生する歪み
・ホコリや小石で隙間がびっしり埋まっている
・マンホール全体が錆びてしまっている
普段から開けることがないので、ホコリや小石が隙間に埋まってしまうのも仕方ない気がしますね…
ではどのような工程で工事を行うのか、床点検口とマンホールそれぞれの工程をご紹介します。
まずは床点検口の工程です。
こちらは施工前の様子です。
一見なんの問題もないように見えますが、こちらはタイルが振動で歪んでしまい、開けることが出来なくなってしまった床点検口です。
(1) ハンマーで叩く
まず初めにわずかな隙間にたがねを差し込み、ハンマーで叩きます。
タイルが歪んで隙間がないため、無理矢理ですが隙間を作ります。
(2) サンダーで切り込みを入れる
次に先ほど作った隙間にサンダーの刃を入れ、カットします。
蓋を外す事が出来ました!
(3) 歪みを調整する
サンダーのカットで蓋を外すことが出来たら、次に歪んでいる部分をハンマーで叩き調整します。
(4) シーリングを充填する
歪み調整をした際に隙間ができてしまうため、最後にシーリング材を充填します。
シーリング材を充填することで隙間が埋まり、クッションのような役目も果たすため再発を防げますね!
シーリング材を充填した後にヘラで伸ばし、施工完了です!
次に、マンホールの工程をご紹介します。
こちらは施工前の様子です。
マンホールもマンホールをとめている部品も錆びてしまっています。
この錆が原因でマンホールを開けることが出来ませんでした。
(1) 既存のボルトとナットを撤去する
まず初めに、錆で劣化しているボルトとナットを撤去します。
撤去すると蓋を開けることが出来ました!
(2) 新しいボルトとナットを取り付ける
蓋を開けられたら、再度開けることができるように新しいボルトとナットを取り付けます。
これで施工完了です!
床点検口とマンホールそれぞれの施工が完了したので、Before&Afterを比べてみましょう!
開けられなかった蓋を開けることができました!これでいざという時も安心ですね!
今回、床点検口とマンホールの修繕工事を行った現場の、2箇所まとめた工期をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
※上記の工事期間はあくまで参考です。劣化状況や原因、施工範囲によって変動しますので、ご注意ください。
今回ご紹介した床点検口とマンホールは、戸建てやマンションなど関係なく存在し、不具合の点検を行う際は開ける必要がある場所です。
日頃から定期的に開閉をすれば問題ないのかもしれませんが、そこまで手が回らないのが現実です。
「床点検口が開かなくて困っている」「マンホールが開かなくて困っている」などのお悩みがございましたら、ぜひ山陽工業にお問い合わせください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 まお
・2022年入社の営業部
・お客様にもっと信頼される山陽工業を目指して、様々な工事内容を発信していきます!