雨の日になると床から水漏れが発生して困っている…!と言うお悩みを持つ方、いらっしゃいませんか?
床からの水漏れは、なかなか放置するわけにもいかないですが、自分では原因も分からずどんな工事を頼めばいいのか困りますよね。
そこで、防水工事に特化した建設会社として30年以上の実績を誇る山陽工業が、床の水漏れを止めた防水工事の様子をご紹介します!
また今回の記事でご紹介する工事では、
床の水漏れが素早く止まったので、もっと早くお願いすれば良かったです!
と、施工後に建物のオーナー様から嬉しいお声も頂けました。
↓詳しくは以下のページで、お客様の声もご紹介しています!
多くの場合、何が原因となって床から水漏れが発生してしまうのでしょうか。
原因①:外壁や開口部まわりにひび割れが発生
コンクリートは乾燥によって収縮し、縦横の両方に力が働くことでいずれひび割れが発生してしまいます。外壁や開口部まわりにひび割れが発生していると、そこから雨水が浸入して入隅(*)から水漏れを発生させます。
*入隅(いりすみ)とは…壁や床等の二つの平面が合わさった箇所の内側の角のこと。
原因②:シーリング材の劣化
外壁やサッシ周りなどの継ぎ目に充填することで、防水の役割を果たしているシーリング材。
このシーリング材は、5年から10年で寿命を迎えると言われています。
シーリング材はこうして施工から時間が経つと、温度変化や乾燥による収縮・膨張によって劣化します。中でも、ひび割れ・剥離・破断が起きると、そのシーリング材の隙間から雨水が浸入してしまい、水漏れの発生に繋がります。
ご紹介した2つは発生しがちな劣化症状ですが、都度劣化状況を確認できていない場合も多いので、気付いたときにはもう水漏れが発生していた上に最悪の場合二次災害に繋がってしまう…なんてこともあります
・湿気を好むシロアリの発生で、建物の劣化促進
・床材も劣化し、補修範囲と費用の増加
・集合住宅の下の階で天井水漏れの発生
今回防水工事を行うのは、1階がテナントとなっている物件です。
1階に2件ある店舗の床が、雨の日になると2件とも水浸しになって困っています!特にひび割れは見えず原因不明なので、現地調査をお願いしたいです!
というご相談を、弊社のブログを見た方からお問い合わせいただきました!
原因究明からお任せください!
水浸しになっていた床はこの箇所です。
現在水溜まりはないですが、壁に水漏れの跡であるシミが残ってしまっています。
テナントビルは、今後やテナント様の事も考えるときっちりと直しておきたいですよね。
水漏れ箇所の真上に位置している窓枠のシーリング材は、劣化し隙間が発生してしまっています。この状態では、シーリング材の隙間から雨が内側に浸みてしまっている可能性があります。
そして今回、現地調査によって水漏れの原因と考えられるものが3つ見つかったので、「パラテックス防水」・「シーリング材打ち替え」・「下地補修」の3点を今回の工事で対応することになりました。
では、実際の工事の流れと共に詳しく解説していきます!
まず、墨出しです。
この後防水材を塗り込む位置に、目印を付けておきます。
外構部分の下地が土になっている箇所は、土から雨が浸みて内側にまで水がまわっている可能性があるので、まず土の上から下地処理をしました。
土と言う、下地が不安定で密着しにくい場所に土台を作る難しい作業…そのため今回は、山陽工業で取り扱っている密着度の高い特別な材料である「NeoHAL」を使用して施工しています!
NeoHALとは
「根を張るような密着度」の特徴から来た名前で、その名の通り、非常に高い密着度を持つ材料です。
その他、NeoHALの特徴
屋外暴露や乾燥交換を繰り返す環境でも防触効果を発揮
短い乾燥時間で施工時間の短縮
重厚な美観でアスベストの代わりに
鋼材・コンクリート・スレート・合板など殆ど全ての物質に対する強い付着力
こちらのNeoHALで土台を作ったら、この上から防水材を塗る工程です!
プライマーを塗布します。
プライマーを塗ることで、この後塗る防水材が下地に密着しやすくなります。
そして、防水材を塗っていきます!
今回行う防水工事は、パラテックス防水です。
この防水工事で使用する「パラテックス」とは、耐水性・接着性・耐候性・耐薬品性など、総合的な耐久性に優れた強靱な防水材です。
液体状のパラテックスを塗布することで、ベランダ・バルコニー・外階段など場所を選ぶ事なく防水効果を発揮することが可能です。
この「パラテックス」を施工していきます!
パラテックス防水材を、丁寧に塗布していきます。
入隅に隙間が見つかったので、この隙間も丁寧に埋めるように塗布します。
パラテックス防水材の塗布が完了です!隙間も綺麗になくなっていますね。
最後に、トップコートを塗布します。
トップコートの塗布は2回行います。
塗り重ね厚い塗膜を作ることで、劣化の原因となる紫外線や風雨から防水層を守ります。
シーリング作業は、基礎上端と窓枠の二箇所に行います。
まずは基礎上端です。
シーリング材を打つのは赤矢印の位置です。
上から垂れた雨水が外壁と基礎の隙間に流れてしまっている可能性もあるので、基礎上端をシーリング材で埋めます。
シーリング材を打ち、ヘラを使って基礎に対して斜めになるように押さえます。
横から見るとこのような状態になりました。
垂れてきた雨水が、シーリング材に沿って流れていく角度です!
そして、はじめの調査の際に劣化が確認できたシーリング材も打ち替えていきます!
まず既存のシーリング材を撤去します。
そして、シーリング材を打つ場所に、プライマーを塗布します。
このプライマーにも、パラテックス防水材の前に塗った際と同じくこの後のシーリング材を下地に密着しやすくする効果があります!
シーリング材を打ちヘラで均したら、シーリング材の打ち替えが完了です!
今回の防水工事も全て完了です!
それでは、今回の防水工事のBefore&Afterをご紹介します!
【パラテックス防水】
【シーリング材打ち替え】
外構もシーリング材も、しっかりと防水工事が完了しました。見た目も綺麗になりましたね!
今回の防水工事では主に、パラテックス防水についてご紹介しました。パラテックス防水は乾くのが早いため、人通りが多く、なるべく早く工事を終わらせたい!という部分の施工にもおすすめです。
また、山陽工業は防水・塗装工事に特化した建設会社です!そのため、今回ご紹介した施工方法以外にも、現場の劣化状況などに応じた適切な施工方法をご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
防水工事に関してお問い合わせいただく際は、問い合わせフォームに以下の情報を記載・送付していただけるとスムーズです!
↓その他防水工事についても、以下のページでご紹介しています!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!