こんな打ち放しコンクリートの汚れ、気になりませんか?
特有の素材感・質感を持つ打ち放しコンクリートも、年月が経てば劣化し外観の汚れも目立ってきます。
放置しておくと建物の耐久性はどんどん下がり、見た目もどこかおどろおどろしい印象に…。「どうにかしたい!」と思っても、次のような様々な疑問が浮かびませんか?
そんな建物オーナー様・管理組合の皆様必見!
ぜひ最後までご覧ください!
そもそも、なぜコンクリートは汚れてしまうのでしょうか?
それは主に以下のような原因が挙げられます。
・雨水
・コケやカビ
・サビ(中の鉄筋がサビたことによるもの)
・ガソリン等の油染み(駐車場等の場合)
これらの汚れは、ものや程度によっては高圧洗浄で落とせる場合もあります。しかし水分を吸収しやすいコンクリートは、きちんと表面の保護をしてあげないとまたすぐに汚れが再発してしまうのです。
今回ご紹介する「コンクリートの再生」は、
この工法、名称は様々ですが、ここでは『コンクリート再生工法』と呼びましょう。特に『再生』の部分がポイントになります。コンクリートを再生するとは、元々の状態に巻き戻すというイメージが浮かびませんか?
外壁工事の場合、まずは下地補修によってコンクリートの内部を修復します。
そして今回のテーマである再生工法を用いることにより、素地面は新築時の美しさを取り戻します。高耐久な溶剤を塗布することで、
それでは次に、山陽工業が実際にコンクリート再生工法を施した、3階建てアパートが綺麗になるまでの過程や、再生工法の詳しい手順を解説していきます。
解説係として同行させていただきます。
現場のご紹介
まずはコンクリートの劣化部分を直していきます。
ひび割れや、コンクリートが欠けてしまった部分にモルタルを埋めて、建物の素地面を修繕します。
下地補修は建物の耐久性を伸ばす、
この施工が正しく出来ているかによって、後々の塗装や防水工事の仕上がりにも影響が出てきます!
下地補修が完了したので、次は今回の施工の目玉でもある再生工法に取り掛かっていきましょう。
溶剤を3回に分けて塗布していきます。
特に中塗り・上塗りで使用される透明な溶剤には、
+
コンクリート特有の素材感や質感を生み出す
という2種類の成分が混ざっています。
この特殊な成分を含んだ溶剤を「塗る→乾かす」の順番で3回行うことにより、
乾くとこんな感じになります。
コンクリート再生工法は、劣化具合や素地面の状況に応じて、工程と作業内容に変化が生じます。今回の工事の場合、コンクリート全体は綺麗に再生されましたが、所々に下地補修の跡が残っております。
ですが、再生工法の中には、この下地補修の跡を自然かつ綺麗に消せる方法もあります。
コンクリートの美観を重視する場合、
「ファンデーションのようにパフをはたいて汚れを消す方法」
「グラデーションの要領でコンクリートの色合いを整える方法」
など、いくつかの選択肢があります。
お客様のご予算と相談しながら、打ち放しコンクリートの美しさを取り戻す方法をご提案いたします。
コンクリート以外の劣化箇所もしっかりと綺麗にしていきましょう。
下の写真を見ると、サビの色が目立っているのが分かりますね。鉄部(玄関扉・手摺他)にも塗装を施します。
ケレン作業によって腐食部分を切除後、工事後の劣化要因(雨水や汚れなど)から守るため、白色の錆止めを塗ります。
錆止めを塗り終えたら、既存のものと同じ色で中塗り・上塗り、と塗料を2回ずつ重ねていきます。
鉄部の塗装が終わりました。
塗装後に劇的な色の変化はありませんが、近くで観察してみると各部位の色艶が良くなっているのが分かりますね。
アパートの廊下に立ち並ぶ木材にも、塗装を施していきます。
施工前は天然の木の色が目立っている状態でしたが、今回の施工で思いきり色を変えることが決まりました。
実際の仕上がりがイメージしやすいよう、木部の一部に塗料をつけて、どの色にしたいかオーナー様に選んでいただきました。
どの色にするか決まったので、やすりがけをしてから早速塗っていきます。
木部の塗装が終わりました!
鉄部に比べ、施工前と施工後で色合いが大きく変化しています。廊下全体の親しみやすが増したような気がしますね。
ベランダ面や共用廊下にあるガラス窓の汚れも綺麗にします。洗浄のプロが落ちにくい黒ずみを丁寧に拭き取っていきます。
これにて全ての工事が無事に完了しました!
工事前と工事後で打ち放しコンクリートがどのように変わったのか見てみましょう。
部分的に見ていくと、
山陽工業にはコンクリートに関する知識が豊富な、
コンクリート診断士とはその名の通り、コンクリートの劣化状況を見てその劣化の原因を診断する知識を持つ、言うなればコンクリートのプロフェッショナルです。
今回ご紹介したコンクリート再生工法はもちろん、コンクリート構造物の内部までしっかり補修・耐力が復旧する「IPH工法」の実績も多数ございます。
なお、対応エリアは以下の通りです。
IPH工法については、こちらのページで詳しくご紹介しております。あわせてご覧ください。
この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん
・山陽工業に入社して1年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。
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