ウッドデッキの塗装工事
今回は
木部塗装の工程を解説していますので、木部の塗り替えや木材の交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
木材には調湿作用が存在し、
劣化の程度や木造物の規模によっては自身で補修、塗り替えを行うことも可能ですが、
・経験が少ない。失敗したくない……。
・手の届かないところにウッドデッキがある……。
まずは工事前と工事後でどのように変化したのか見比べてみます。
現場は区役所の屋上に設置されたウッドデッキのスロープと階段です。
まずは階段側のケレン作業から始めていきます。
電動サンダー(=やすりがけ)で、木部の表面を滑らかにしていきます。
工事のキッカケの一つである
ケレン作業による木部の素地調整が完了したら、次は下塗り塗装に移ります。
ウッドデッキ用の塗料にはいくつか種類があり、木部の状態や仕上がりをどのようにしたいかによって最適な塗料が変わってきます。
工事現場であるウッドデッキは屋上庭園に繋がっており、利用者様の通り道となっています。子どもから大人まで幅広い世代の方が1日に何度も行き交う場所であることから、
写真の赤色の塗料は、塗ることで木部の表面に保護膜を形成します。それにより
加えて、この保護膜がウッドデッキの表面を覆うおかげで、木部の荒れや傷みが激しい箇所を隠す+保護してくれます。
下塗りが乾いたら、続いて上塗り塗装を行います。
上塗り塗装の工程では、
建物や構造物を外敵や経年劣化から守るためには均一な塗膜を作る必要があります。
ですが、塗装作業が人の手によって行われる以上、1度の塗りでは力加減や道具の動かし方による
階段側の塗装が完了・乾燥し、人が通れるようになったところで今度はスロープ側の作業を進めていきます。
階段側と同じようにケレン作業を施したら、
下塗り塗装を行います。
次は
スロープの床や壁面には細い溝が等間隔に並んでいます。上塗り塗装では、まずこの溝を
その後は、階段側と同じように上塗り塗装を2回行います。
溝塗り完了後、ローラーを使用してテキパキとスロープを塗装していきます。
無事に工事が完了しました!
今回使用した半造膜タイプの下塗り塗料には、下記のようなデメリットも存在します。
・表面が少し滑りやすくなる。
デメリットが気掛かりな場合、別の選択肢や対策案も存在します。例えば、木材にこだわりや思い入れがある場合は浸透タイプの下塗り塗料を選ぶ、滑りやすさを防ぐ場合にはケイ砂(=滑り止め用の小さくて細かい砂)を撒く等。
ですが、
今回は公共施設のウッドデッキについてご紹介しましたが、山陽工業では個人宅のウッドデッキや、その他木造設備の塗装まで幅広く対応しています。
山陽工業のウッドデッキ塗装は下地処理を含めて
調査・見積もりは
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん
・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。
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