ごみ置き場を美しくリニューアル!
今回は、
ごみ置き場ならではの
ブロック塀に囲われたシンプルなごみ置き場です。入り口を仕切るような物は無く、目の前には歩道が広がっています。
何か特別な支障が発生していたり、緊急工事が必要な箇所があるという訳ではないのですが、使い勝手を良くしたいというオーナー様の要望と今後のリスクに備えて、リニューアル工事を行うことにしました。
外から丸見えの状態で、いつでも誰でも出入りが可能なごみ置き場は
アパートの住民以外からの
いくつものごみが積み上がった景色は、ごみ置き場の印象を下げてしまい、やがては
また、悪臭の広がりによって近隣住民からクレームが来るのも、避けたいところです。
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不法投棄・ポイ捨て
カラスによる被害
アパート全体の資産価値の低下
悪臭の広がりによるクレーム
既存のごみ置き場の構造に沿って、必要な箇所に壁・天井・扉等を追加し、ごみ置き場全体を倉庫のように作り変えました。
既製品の材料を工場や現地で加工した後、ごみ置き場に設置するので「半分」オーダーメイドの工事という意味になります。
・ごみ置き場内部の
・周囲の
・既製品にはない
・ごみ置き場の
まずは、設計図に沿ってカットしたアルミフレームを繋げ合わせ、ブロック塀の上部に
次はアルミフレームの枠内に
事前に注文した材料をカットして繋ぎ合わせます。
枠内に隙間無くはまることを確認します。
「壁」というより
ネジを締めます。
同じ流れで背面や左側面にもプラスチックボードを取り付けていきます。
屋根には、アルミフレームを等間隔に並べました。
その枠内を埋めるよう塩ビ板(=柔らかくて割れにくい素材の板。加工がしやすく、店舗のディスプレイや室内装飾等、幅広い部分で使われている)をカットして枠の上に乗せていきます。
アルミ板とフレームで、塩ビ板を挟みこむよう取り付けます。
裏側から見た様子です。壁に組み込まれたプラスチックボードと同じく半透明の素材を使用しています。こちらは、
ごみ置き場の内部に、ごみ分別用の棚を組み立てて設置します。
ブロック塀=ごみ置き場の倉庫の壁という役割を果たすので、設置した棚枠が
蓋を付けます。これで分別したごみの臭いや見た目を覆い隠してくれます。
倉庫の扉も設計図通りにカット、組み立てたパーツを取り付けます。
扉は施錠できる仕組みになっているので、
倉庫の組み立て作業が完了したら、
また、
落ち着いたデザインが周囲の景観とも馴染み、良い意味でごみ置き場らしくないデザインが完成しました。扉の内部を知らない人々からすれば、この倉庫がごみ置き場であるとは思わないでしょう。
今回のごみ置き場リニューアル工事の場合の、参考費用をご紹介します。
参考費用 : 120~130万円
※現場の状態・環境・設置するサイズによって費用は変化いたしますので、あくまで参考程度にご承知おきください。
今回の施工方法は、
ですが、既製品のゴミステーションを設置する工事と比較すると、材料の加工等でかなりの手間隙と費用が掛かってしまうというデメリットもあります。
山陽工業では、既製品のゴミステーションの設置から今回のような半オーダーメイドのごみ置き場リニューアル工事まで、
外構工事はもちろんのこと、
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん
・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。
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