・雨漏りによって壁紙にシミやカビが発生してお困りの方
・雨漏りによる壁紙の汚れが原因で、建物の入居率が減少してお困りのオーナー様・管理会社様
ふと天井を見ると…壁紙にカビが!
よく見ると水滴も滴っている…!!!
外壁や屋根などの劣化部分から浸入した水が室内まで到達すると、こうして壁や天井の壁紙を濡らし、カビを発生させてしまいます。
雨漏りが発生したら、水の入り口である建物の外側の補修はもちろんですが、このように水の浸入先である室内の補修も必要なのです。
今回の記事では、雨漏りが発生した室内の天井や壁に行う補修工事について詳しくご紹介します。
タイトルに「被害は壁紙のカビだけじゃない!」とありますが、どういうことかと言いますと…
外壁や屋根・屋上から浸入した水が室内の壁紙に到達しているということは、下の図のように、壁紙の外側のボードも水に濡れているということになります。
濡れたままのボードを放置して腐食させてしまうと、補修工事が大掛かりになり、費用も工事日数も多くかかってしまいます。
壁紙にカビを発見した際は、カビ・シミの拡大やボードの腐食など被害が大きくなってしまう前に、壁紙とボードの両方を補修することが大切です!
水の入り口を塞ぐことはもちろんですが、室内も綺麗に補修することで、入居率アップに繋がります!
では、雨漏りが発生した天井や壁はどのような手順で補修するのでしょうか?
今回は、天井を補修した工事の写真と共に詳しくご紹介します。
(壁を補修する場合も、手順は基本的に天井と同じです。)
補修前の天井の状態がこちら。カビこそ発生していないものの、広い範囲に水のシミができてしまっていました。
まずは水で濡れてしまった壁紙とボードを撤去します。
壁紙はカッターで切り込みを入れて、手で豪快に剥がします!
ボードは電動のこぎりやバールを使って撤去していきます。
撤去が完了した状態がこちら。
雨漏りの原因はこちらのひび割れでした。
水の跡がくっきり残っていて、あれだけ広い範囲にシミができてしまっていたのも納得です…
ちなみに、水の入り口(建物の外側)の補修は済んでいるので、もう雨漏りは止まっています!
撤去が完了したら、新しいボードを設置します。
ビスを使って設置していきます。
ちなみにこちらのお部屋には、天井裏の点検を容易に行えるように、補修工事の機会に点検口を付けました。
万が一今後雨漏りしてしまっても、原因の特定がしやすくなります!
ボードの設置が完了したら、ボード表面の凹凸を平滑に整えます。この作業を「パテ処理」と呼びます。
というのも、壁紙はとても薄く、ボードの小さな凹凸でも仕上がりに影響が出てしまうためです。
ボード表面が平滑になったら、新しい壁紙を貼り付けていきます。
ヘラを使って、ヨレがないようにしっかり貼り付けます。
こちらで天井の補修工事は完了です。
施工前後の写真を比較して見てみましょう。
とっても綺麗に仕上がっていますね!
ボードごと取り替えたので腐食などの心配がなくなったことはもちろんですが、壁紙が新しくなったことで、まるで新築のように明るく清潔感のあるお部屋になりました!
なお、こちらのお部屋(約9畳)の工事は1日で完了しました。
工事中は居住者様のご在宅(空室の場合はオーナー様または管理会社様のご同席)が必要になりますので、スケジュールの調整をさせていただきます。
年間650件以上の施工実績を誇る山陽工業では、雨漏り箇所の補修はもちろん、水の出口となった室内の補修に関しても豊富な知識と経験がございます。
お客様の建物の室内・室外の調査から、建物の状況やお客様のご要望に沿った工事のご提案まで、無料で承ります!
まずはお気軽にお問い合わせください。
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
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