立体駐車場の劣化は、放置するほど修繕費用が増加します!
マンションやビルなどの屋外に設置されている立体駐車場(機械式駐車場)は、劣化原因となる紫外線や雨に晒され続けている上に、車路部はタイヤとの摩擦もあるので傷みやすいものです。
ですが、どのタイミングで立体駐車場の修繕を行うのが最善なのか、なかなか判断がつかないですよね。
結局そのままにしてしまい、劣化が進行すると結果的に修繕箇所が増えてしまうので、費用の増加に繋がります。
今回の記事では、立体駐車場の劣化を放置すると起きる現象から、劣化を防ぐために必要な対策・実際の工事の様子まで詳しくご紹介しています。
立体駐車場を管理されている方、必見の記事です!
①錆の発生
主に鉄でできている立体駐車場のパレットは、時間が経つと錆が発生してしまいます。
そもそも鉄部が錆びる原因は主に、空気に触れることにあります。空気中には、酸素と水が含まれており、これらが鉄に触れると、化学反応が起きて酸化鉄が発生します。この酸化鉄が茶色い錆の正体です。
そのため、空気中の酸素と水が原因で発生する鉄部の錆は、避けられない劣化と言えます。
錆が発生した場合は悪化する前に修繕工事が必要ですが、でき始めの軽い錆などであれば、塗装のみで修繕することが可能です。
②錆が進行し腐食の発生
錆が進行すると腐食が発生してしまいます。腐食が発生すると、塗装のみでは修繕できない場合が多く、「板金補修」が必要になってしまいます。
板金補修工事そのものによっての費用の増加・工事日数の増加はもちろんのこと、それに伴い仮駐車場に預ける日数が増えるので、手間が増える上にさらに費用が上がってしまいます。
③腐食が進行し錆穴の発生
さらに放置し続けると、腐食が進行し「穴」があいてしまいます。この場合、立体駐車場は使用不可能になります。修繕は、大掛かりな板金補修またはパレット自体の交換となるため、より高い費用がかかってしまいます。
劣化が進行するほど、修繕費用も増加します!
h劣化が進行するほど、それに掛かる修繕費用も増加してしまい、比例率が高くなります。
そのため、「まだ大丈夫」という考えで修繕を先延ばしにせず適切な時期に修繕を行うことが、見た目を綺麗に保つだけではなくコストの削減に繋がります。
そこで立体駐車場の劣化を防ぐために行うべき工事が、塗装工事です。
先述した通り、鉄でできている立体駐車場のパレットは主に「空気」に触れることで錆が発生します。そのため、塗装工事によって空気などの劣化原因から保護して、鉄の酸化を防ぐことが立体駐車場を安全に使い続けるために大切です!
今回はとある分譲マンションの理事会の方から、ホームページを見てお問い合わせをいただきました。
まずは現在の劣化症状からご紹介します!
現在の状態がこちらで、劣化症状として錆が発生しています。
よく見ると塗膜が剥がれてしまっており、錆が進行していますね。
塗装を行うパレットの車は事前に移動していただきますが、付近に停まっている車は、汚れが付着しないようにしっかりと養生します。
次に行うのがケレン作業です。
この工程は、鉄部を擦ることで劣化した塗膜や錆・汚れを落とす作業です。
さらに表面がザラ付くことによって、塗装時の密着度を上げる効果もあります!
次に錆止め材を塗ります。
錆止め材は、表面に塗膜を作ることで錆の原因から鉄部を守ることのできる塗料です。
そして、中塗りです。この時点でだいぶ綺麗になっていますね。
最後に上塗りを行い、立体駐車場の塗装工事が完了です!
錆が消えて、すっかり綺麗になりましたね!
立体駐車場は修繕時期を逃すと、劣化の促進・錆により車に汚れの付着・費用の増加など、考えられる被害はいくつかあります。
そのため、適切な時期に修繕できるように時期を確認しておく必要があります!
また、山陽工業は防水・塗装工事に特化した建設会社です。立体駐車場の塗装工事を含めて、年間650件以上の工事実績がありますので、
・立体駐車場がどのくらい劣化しているのかわからない
・立体駐車場に、実際に不具合が起きてしまっている
などのお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください!
山陽工業では、万が一何か不具合が発生してもご安心いただけるよう、1年間の保証をお付けしています。
材料に起因する塗膜の剥離及び急激な変退色(車路部は保証対象外)
上記の不具合が発生した際は保証期間内において、これらの不具合を知ったときから1年以内に通知いただいた場合に限り、下記の責任範囲において施工箇所の補修を致します。
(※補償対象外:天災地変、異常気象に起因する異状/非塗物の構造上の欠陥、素地並びに旧塗膜に起因する異状など)
↓山陽工業の立体駐車場塗装工事について、以下のページでも詳しくご紹介しています!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
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