外壁塗装の仕上げに注目してみると、デコボコした外壁やザラザラした外壁など様々なものがありますよね。外壁に塗料を吹き付けたり、コテで跡を付けたりすることで模様を付けることができます。
模様を付けるだけで高級感が出たり建物を新しく見せたり、印象をガラッと変えることができるので、とても高いニーズがあります。
その外壁塗装の仕上げの中でも、今回はヘッドカット仕上げの工程についてご紹介します!
外壁の塗装に悩まれている方、必見の記事となっています!
まず、「ヘッドカット仕上げ」をご存じですか?
ヘッドカット仕上げとは、外壁塗装の仕上げ方法の一つです。吹き付けを行った外壁の凸凹の凸部を、ローラーで平らにする仕上げのことを指します。
こちらの画像が、実際に山陽工業で行ったヘッドカット仕上げの外壁です。写真を見てみると見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
このヘッドカット仕上げは、手作業で凸部を潰して柄を作ります。まったく同じ柄になることがないので、外壁に味を出すことができます!
今回、こちらの外壁のまだ塗装がされていないコンクリート部分にヘッドカット仕上げによる塗装を行います。
実は、このコンクリート壁部分は元々壁も扉もなく、駐輪場が設置されていました。ですが、部屋を作るために駐輪場をなくしてこのコンクリート壁を新設しました。
こちらが新設壁と既存壁の境目です。既存壁はヘッドカット仕上げなので、新設壁にもヘッドカットを行い色と柄を統一させます。
では、ヘッドカット仕上げの工程をご紹介します!
まず、シーラーを塗っていきます。シーラーには、次に塗る塗料と外壁との密着度を高める効果があります。
いわゆる「接着剤」の効果ですね!
次に行うのは吹き付け作業です。
まず、作業を行う前に周りをしっかりと養生シートで囲います。吹き付けは塗料が周りに飛んでしまう作業なので、このように施工範囲以外の箇所に塗料がついてしまわないよう気を付けなくてはなりません!
そして、スプレーガンを使用して外壁に塗料を吹き付けます。
こちらが吹き付けを行った後の外壁です。全体的に凸凹とした表面になっています。次の作業でヘッドカット仕上げを行っていきます!
いよいよ外壁にヘッドカットを行っていきます。
ヘッドカットは、吹き付けでできた凸凹の凸部をローラーで平らにしていく作業です。この作業は職人さん熟練の技が必要です!
ヘッドカットはローラーで潰す力の加減は勿論のこと、ローラー作業を行うタイミングがとても大切な作業です。
吹き付けを行った直後の塗料はとても柔らかい状態のため、タイミングが早いと模様が潰れすぎてしまいます。一方、タイミングが遅いと塗料が固くなりすぎてしまうため潰すことができません。それに加え、天気がいい日や風のある日は早く乾くのでその点も注意する必要があります!
そのためローラー作業を行う適切なタイミングは、天候を考慮した上で見極めることが重要です!
そして、吹き付け直後とヘッドカット後ではこのように変わりました!
次に模様の上から下塗り材を塗っていきます。
下塗り材を塗ることで、次に塗る上塗り材との密着性を上げています!
最後に上塗り材で、既存の外壁と同じ色に塗装していきます。
この上塗り材を塗る作業は、2回行います。まず1回目の上塗り材を全体に塗ります。
1回目の上塗り材が乾いたら、2回目の上塗り材を塗ります。
このように上塗り材を2度塗りすることで、ムラなく仕上げることができます。また、厚い塗膜が形成されることで、紫外線や風雨などの外的刺激から外壁がしっかり守られます!
角などの細かい部分はハケを使って丁寧に塗っていきます。
そして、2回目も全体に塗り終え施工完了です!
それでは、今回山陽工業が行ったヘッドカット仕上げのBefore&Afterをご紹介します!
打ちっぱなしだったコンクリート部分の印象がガラッと変わりましたね!塗装を行うだけで建物自体も新しく見えますし、さらにヘッドカットでおしゃれに仕上がりました。
ヘッドカット仕上げの参考費用をご紹介します。
※300㎡以上の金額になります。
※ご自身の建物に施工した場合の実際の費用を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。調査・お見積りは無料で承っております!
ご紹介した通りヘッドカット仕上げは、建物の印象をガラッと変化させられる方法です。
また、山陽工業は防水・塗装工事に特化した改修専門業者です。そのためヘッドカット仕上げ以外にも様々な塗装工事を請け負っています!
ですので、
などのご相談がございましたら是非一度、山陽工業にお問い合わせください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!