
火災等の緊急事態を広範囲に瞬時に知らせる非常ベル。
特に古い建物の非常ベルは、全体的にホコリを被っていたり、錆びついてしまっていたり…このままで大丈夫なのか、心配になりますよね。
山陽工業では、非常ベルをはじめとした付帯設備の交換工事も承っています。大規模修繕のついでに交換することもありますが、もちろん、非常ベルの交換のみ行うことも多くあります。
今回の記事では、とあるマンションで行った非常ベルの交換工事について詳しくご紹介します。
非常ベルの劣化が気になる・交換を検討されている建物オーナー様や管理会社の方はぜひご一読ください!
こちらが今回交換工事を行う非常ベルです。全体的に、錆びやホコリが目立ちます…。

この建物は築20年以上のマンションです。
外壁や屋上等、建物全体の改修のご依頼をいただき、建物の状況を調査したところ…
・非常ベルの型が古いものだった
・非常ベルの本体(鉄部)が錆びてしまっていた
といった理由から、非常ベルの交換をご提案させていただきました。
ちなみに、非常ベルだけでなく消火器や避難はしご等、消防設備については、定期的に有資格者による点検を行うことが消防法により義務付けられています。
具体的な内容は以下の通りです。


建物を所有・管理していると、こういった消防設備の管理や点検も必須になります。劣化に気づいた時が交換のタイミング!忘れないうちに新しいものに交換してしまいましょう。
それでは、非常ベル交換工事の手順について詳しくご紹介します。
蓋を開けて、古い非常ベルを撤去していきます。

中で繋がっていた配線を全て外します。
こんなにカラフルでたくさんの配線があるんですね!


外枠を壁に固定するためのボルトを外し、接着してある箇所は切り込みを入れて…




撤去完了です。
配線のみ壁から生えた状態で残しておきます。


新しい非常ベルの外枠を、壁から生えている配線を通してから壁に固定します。


カラフルな配線を一本ずつ繋げていきます。
ここで不備があると非常ベルが正しく作動しなくなってしまう恐れがあるため、とても重要な作業です。


最後に、新しい蓋とベルを取り付けます。




設置後、非常ベルが正しく作動するかのテストを行ったら、施工完了です。

施工前と施工後を比較してみましょう。


見た目が綺麗になったことはもちろん、この形なら誤ってボタンを押してしまう恐れもなく安心ですね。
新しい型の非常ベルにはこういったフラットなデザインのものもありますので、交換するタイミングで検討してみてはいかがでしょうか。
参考までに、非常ベル交換にかかる費用と日数をご紹介します。
※上記費用・日数は、現場の状況やお選びいただく非常ベル等により前後いたします。
今回ご紹介した非常ベル交換工事をはじめ、山陽工業では付帯設備に関する工事も行っています。
「非常ベルが錆びついてきて、このままで良いのか心配…」
「外壁を綺麗にしたけれど、非常ベルだけ古いままで浮いてしまっている…」
そんなお悩みもぜひ、山陽工業にお任せください!工事の大小に関わらず、責任を持って施工いたします。
調査・お見積は無料で承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください!
なお、対応エリアは以下の通りです。


この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
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