今回は、門扉の補修工事についてご紹介します。
壊れてしまった門扉を撤去して、代わりにチェーンを取り付ける工事を行いました。
お客様からは、美観よりも費用を抑える工事方法を教えて欲しいとのご希望をもらっていたので、新しい既製品を設置するよりも低予算で収まるやり方を提案させていただきました。
工事のプランは建物の何を第一優先に考えるかで大きく変わってきます。
どのような目的のためにその建物や設備の改修・修繕を行うのか、低予算工事の一例として、この記事が参考になれば幸いです!
1. Before & After
部材が壊れて開閉ができなくなってしまった門扉を撤去し、2つのチェーンを取り付けました!
2. 工事の流れ
(1)門の撤去
アコーディオンタイプの門扉です。
街中で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
近くに寄って覗き込んでみると、門扉の一部が壊れてしまっています。部品が完全に外れているため、このままでは開閉すらままなりません。
しかし、壊れている部材を修復するとなると時間もお金も掛かります。
ならばいっそのこと新しい門扉に取り替えてしまおう、というのが今回の工事の発端です。
古い門扉は留め具を外して、撤去します。
(2)モルタル穴埋め
門扉の支柱も撤去したいところですが、アスファルトの下に深く埋まっているので、少し工夫が必要です。
まずは、地面の高さに沿って支柱を切断します。
支柱の根本が地面にしっかり埋まっているのが分かります。
周囲のアスファルトを掘り起こすと、埋まっていた根本が少しずつ顔を出します。
そうして露出した部材を切断しては、また掘り起こすといった作業を繰り返します。
支柱の切断がある程度終わったら、掘り起こした地面の穴にモルタルを流し込んで、周囲の地面と高低差が出ないよう整えます。
費用を掛ければ、より良い材料・道具を使用して地面と馴染ませる処理を施すことができます。ですが今回の場合は、あまり人目を気にされないとのことでしたので、必要最低限の補修に留め、工事費用を節約しました。
(3)チェーン取り付け
壁にチェーンを取り付けて、新しい門扉を作り上げていきます。使用するのは至って普通のスレンレス製チェーンです。
門扉用に作られた既製品を設置するよりも、費用をかなり安く抑えることができます。
長さを測り、どの位置どの高さにチェーン取り付けるか決めたら印をつけます。
穿孔していきます。
チェーンを通すための金具を取り付けていきます。
開けた穴に、金具を打ち込んでいきます。
ネジを締める感覚で、輪っか状の金具を回し入れていきます。
金具が壁にしっかり固定されていることを確認します。
輪っか状の金具にチェーンを通し、改めて位置や高さ、他にもたゆみ度合いに問題がないかをチェックしていきます。
最後にチェーン同士を結ぶように南京錠を取り付けます。ロックを外したり付けたりすることで門扉の出入りが可能になります。
(4)工事完了!
3. 費用について
気になる工事費用についてですが、今回のような工事を山陽工業では、¥90,000〜請け負っております。
※1 現場の状態・環境によって上記数字は変化します。あくまでも参考価格としてご承知下さいますようお願い致します。
※2 価格はチェーンの材質・長さによって前後します。
4. 工事プランは山陽工業にお任せください
山陽工業では、お客様のお悩みに沿った工事を実施しています。
皆様が建物の何を重要視しているのかお聞かせいただいた上で、工事後を見据えた最適なプランをご提案します。
小さな質問でも構いません。建物や工事に関するお悩みごとがあればお気軽にご相談ください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん
・山陽工業に入社して3年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。
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