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転倒リスクを無くして安全に!インターロッキングの補修工事

公共施設やビル・マンションの外構などでよく見かけるインターロッキングは、様々な原因で不陸(凹凸やガタつき)が発生してしまいます。不陸が発生したインターロッキングは、転倒などの危険な事故に繋がってしまう恐れがあります!この記事では、そんなインターロッキングとその補修工事について詳しくご紹介しています。

不陸(凸凹・ガタつき)が発生したインターロッキングにお困りですか?

公共施設やビル・マンションの外構などでよく見かけるインターロッキングは、様々な原因で上の写真のように凹凸やガタつきが発生してしまいます。この現象を不陸(ふろく)と呼びます。

・歩行時に躓いて転びそうになった!
・自転車やベビーカーのタイヤが引っかかってしまって危ない!

不陸が発生したインターロッキングにより、そんな危険な経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。

建物の防水・外壁工事を主に請け負う山陽工業ですが、実はインターロッキングなど建物の外(外構)の補修工事も請け負っています!
特にビルやマンションを管理されている管理会社のお客様からは、複数の建物のインターロッキング補修をご用命いただいています。

今回の記事では、インターロッキングとその補修工事について詳しくご紹介していきます。

不陸が発生したインターロッキングにお困りの方は、是非この記事をご一読ください!

1.インターロッキングとは?

インターロック(Interlock)とは、連結する・組み合うといった意味を持つ英単語です。

インターロッキングはその名の通り、コンクリートブロック(インターロッキングブロック)を組み合わせて行う舗装方法のひとつです。多くの場合、インターロッキングブロックの下地・目地(ブロックとブロックの間)には砂を使用します。

使用するインターロッキングブロックの色や形・並べ方次第で、建物や周囲の環境に合わせたオリジナリティのあるデザインにすることが可能です。

また、インターロッキングには、デザイン性の他にも下記のようなメリットがあります。

目地に入れる砂から雨水が浸透するため、表面に水溜まりができにくい
通常のコンクリートより照り返しが少なく、夏でも熱を持ちにくい
複数のブロックを組み合わせるため、荷重を分散できる

では、そんなインターロッキングに不陸が発生する原因は何なのか、次の項目で詳しく見ていきましょう。

2.インターロッキングに不陸が発生する原因

インターロッキングに不陸が発生する原因は、主に以下の3つです。

■地盤の動き

地震などによって地盤が動いてしまうと、表面のインターロッキングブロックが浮いてしまいます。
なお、地盤が軟弱な場合も同じことが起こり得ます。

■下地の砂の移動

台風・大雨などによって下地の砂が大量に流れてしまうと、表面のインターロッキングブロックが沈下してしまったり、逆に浮き上がってしまいます。特に勾配が急な場所では、平坦な場所に比べると下地の砂が流れやすくなります。

■植栽の根の成長

インターロッキングの周囲に植栽がある場合、その植栽の根が成長することで、表面のインターロッキングブロックが浮き上がってしまうこともあります。

不陸の原因は様々ですが、どれもインターロッキングブロックではなく「下地」に起こる変化によるものです。それほど、インターロッキングにとって下地は重要なものなんですね!

こうした原因で発生するインターロッキングの不陸は、歩行者が躓いて転倒してしまう・自転車やベビーカーのタイヤが引っかかってしまうなど、非常に危険な事故の元になりかねません。

一刻も早く、インターロッキングの補修工事を行うことをおすすめします!

3.インターロッキング補修工事の手順

今回ご紹介するのは、とあるマンションで行ったインターロッキング補修工事です。

植栽付近のインターロッキングが浮き上がってしまい、居住者の方から「危ないので早く直してほしい」とのお声が挙がっていると、マンションの管理会社の方からご相談を受けました。

実際に現地を確認してみると、正方形のインターロッキングブロックがボコッと浮いてしまっており、右手前のブロックは踏むとガタガタと動いてしまう状態でした。
近くに植栽がある箇所だったため、この植栽の根の成長によるものと考えられます。

確かにこのままでは大変危険です!!!

早速、インターロッキング補修工事で危険を取り除きましょう!

(1)インターロッキングブロックの一時撤去

まずは、不陸が発生している箇所とその周囲のインターロッキングブロックを一時的に撤去します。そうすると、下地となっている砂や土があらわになります。

(2)植栽の根を撤去

現地確認時の推測通り、今回の不陸の発生は植栽の根の成長によるものでした。
インターロッキングブロックの下で、こんなに太い根が、こんなに長く成長していたのです…!!

電動のこぎりで根を切断し、原因を取り除いてあげます。

(3)勾配調整

植栽の根の撤去などによって乱れてしまった下地を、再び平坦に均す勾配調整を行います。

インターロッキング補修工事において、この勾配調整が最も重要な作業です!

なぜなら、ここで下地をしっかり平坦に整えておかないと、すぐに不陸が再発してしまいかねないからです。

最も重要な作業なだけあって、経験豊富な職人さんによる熟練の技が必要です!

(4)転圧

下地をしっかり整えたら、一時撤去していたインターロッキングブロックを元に戻します。

インターロッキングブロックが下地と同様に平坦になるよう、上からハンマーで叩いていきます。この作業を転圧と呼びます。

(5)目地埋め

最後に、インターロッキングブロックの目地を砂で埋めていきます。

目地埋めには珪砂(けいしゃ)という砂を使います。珪砂は他の種類の砂と比べて粒が非常に細かいため、目地の隅々まで流れ込みます。それにより、インターロッキングブロックをしっかり固定することができます。

(6)施工完了

こちらでインターロッキング補修工事は完了です。

植栽の根によってボコッと浮き出てしまっていたインターロッキングブロックが平坦になり、転倒などの危険が無くなりました!

4.インターロッキング補修工事の費用・期間

インターロッキング補修工事にかかる費用や期間については、下記を参考になさってください。

工事費用:9万円+税~/箇所
工事期間:3日間~/箇所

※上記工事費用・期間はあくまで参考で、下地の状況・施工範囲などにより変動しますのでご注意ください。

なお、補修工事の期間は、施工箇所周辺が立ち入り禁止となります。もちろん、事前にチラシを配布・掲示してお知らせしますのでご安心ください。

その他、インターロッキング補修工事に関するご不明点やご相談などありましたら、お気軽にお問合せください!

5.インターロッキング補修工事は山陽工業へ!

インターロッキングは人や車・自転車などが通行する地面にあたる部分です。そのため、不陸が発生したまま放置してしまうと、先述した通り危険な事故に繋がりかねません。

山陽工業では、現地調査・御見積を無料で承っています。
インターロッキングのように建物の外である外構部分だけのご依頼も大歓迎ですので、ぜひお問い合わせください。

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

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