耐震のためにコンクリートのひび割れを直したいけど、建物を壊したり見た目を変化させたりはしたくない…
なんてお悩み、お持ちではありませんか?そのお悩み、山陽工業が解決します!
コンクリートのひび割れは、建物の強度を著しく低下させます。万が一地震が起きると、建物に危険が及んでしまうので、ひび割れはきちんと補修をしておく必要があります。
山陽工業がおすすめしているIPH工法のひび割れ補修なら、建物を壊さずにそのままの見た目でコンクリートを補強し、耐震性を上げることができます!
大切な思い入れのある建物や歴史のある建物は、外観を変えずに残しておきたいですよね。
今回の記事では、歴史あるお寺にIPH工法を行った様子をご紹介します。コンクリート建物のひび割れにお悩みの方、必見です!
まず、先程ご紹介したIPH工法についてご説明します。
IPH工法とは?
IPH工法とは、コンクリートの内部に樹脂を注入し、加圧状態で硬化させる工法です。
IPH工法では、注入の際にひび割れ内部に入っている空気を放出させることで、ひび割れの中を負圧にしています。このとき、注入する樹脂と中の空気が置換するので、0.01mmの微細なひび割れまで樹脂を行き渡らせることができます!
空気が強制的に放出された空間には、「内側に向けて引っ張る力」が発生します。これが「負圧」です!
では、IPH工法を行うことによってどんなメリットがあるのでしょうか?
IPH工法のメリット
①止水効果
樹脂によってひび割れが埋まり躯体が一体化することで、止水効果があり、漏水対策が可能です。
②耐久性の向上
0.01mmの微細なひび割れにまで樹脂を充填させることで、コンクリートと鉄筋の付着強度が回復します。耐久性の向上も見込めるので、建物の「長寿命化」に繋がります。
③鉄筋の防錆効果
樹脂注入の際、鉄筋の周囲に樹脂が充填することで、鉄筋の防錆効果を高めることができます。
④経済性の向上
耐久性を向上させるので、ひび割れの再発が起きにくくなります。そのため補修の周期が延び、とても経済的な工法です。
歴史ある建物の耐震補強工事なので、「壊さずに耐久性を向上させる」という特徴のある、IPH工法で施工を行います!
まず、ひび割れを丁寧に探ります。
ハンマーでコンクリート壁を叩いていきます。
叩いた時の音の違いを聞き分けて、コンクリート内部に空気の隙間があるかどうかを判断しています!
目に見えない、壁の内側にある空洞(=浮き)を職人技で見つけています!
次に、既存塗膜を機械で薄く削っていくことで、塗膜の裏に隠れているひび割れも見つけます!
穿孔という穴あけ作業を行い、樹脂の注入孔を作ります。
この時、削ったコンクリートを吸うと同時に先端から水を出し、ひび割れの細部まで洗浄しています。そうすることで、ひび割れに樹脂がまわりやすくなります!
シーリング材を使って、IPHカプセルを設置するための台座を取り付けます。
この時使っているシーリング材は「剥離シール」といい、通常の建物に使うものとは少し違う種類のものです。
この剥離シールを使用することで、撤去の際に綺麗に剝がすことができます!
いよいよ樹脂の注入です!
こちらのIPHカプセルで注入をします。
IPHカプセルの特徴
透明な遮光カプセルケースを使用しているので、樹脂の残量が目視で確認できるうえに、紫外線や日射熱の影響を緩和することができます!
取り付けた台座にIPHカプセルを設置して、注入を行います。
樹脂の注入が完了しました!
建物を支える役目である柱と梁を重点的にIPH工法で補強して、耐震性を高めています!
最後に、IPHカプセルと台座を撤去した後、注入のためにあけた穴を塞ぎます。
平らになるように、モルタルで丁寧に塞ぎました!
これでIPH工法でのひび割れ補修が完了です!
ひび割れの多かった梁と柱にIPH工法で耐震補強を行いました!
塗装も行い、とても綺麗になりましたね!
IPH工法を行ったお寺の住職さんにとても喜んでいただき、こちらのボードを制作してお寺に飾ってくださりました!
ご紹介したように、IPH工法ならひび割れの補修だけではなく耐久性も向上させて、建物を壊さず・外観を維持したままで耐震補強が可能です!
大切にされている建物は、外観を変えずにひび割れ補修を行いたいですよね。
その願い、IPH工法で叶えます!
IPH工法について、少しでも気になったら山陽工業にお問い合わせください。山陽工業には、コンクリート・IPH工法に関する以下の資格の保有者が在籍しています!
・日本コンクリート工学会という団体が実施する講習会を受講し、試験に合格した者
・試験の合格率は15%前後と高難易度
・コンクリートの劣化状況を見て、その劣化の原因を診断する知識を持つ
・劣化の原因を原因を診断した上で、どのような工法で補修すべきかを的確に判断できる
・IPH工法協会という団体が実施する学科・技能技術講習を受講し、試験に合格した者
・IPH工法は、この資格を保有している者しか施工ができない
調査(ご相談)・お見積もりは無料ですので、どんな小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください。
対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!