窓の枠として、開け閉めをスムーズに行うための大切な役割を持っている「サッシ」。
ですが、開け閉めで使う頻度が高い分、劣化や故障がしやすい部分でもあります。
ガタついて少し使用しにくいけど、まだ使えなくはないから…
と、そのままにしている方も多いのではないでしょうか?
サッシは不具合が発生した早めの段階で修理を行うことで、工期と費用を抑えることができる上に、きちんとサッシの性能が発揮されるようになり部屋の断熱性も向上します。
今回は、サッシの修理工法の中でも「カバー工法」の特徴から、カバー工法でサッシ修理を行った流れまで詳しくご紹介します。
サッシの不具合に悩んでいる方、必見です!
従来のサッシ修理では、壁を壊すなどして既に設置されているサッシを取り外し、新しいサッシに付け替える工法が多く採用されてきました。ですが、現在のサッシ修理ではカバー工法が主流となっています。
カバー工法とは?
既存のサッシの上から新しいサッシを被せて、新しい窓を取り付けるサッシ修理工法です。
01 工期が短い
既存のサッシに新しいサッシを被せるだけで完了するので、少人数の作業員で短時間で作業を終わらせることができます。
02 工事の騒音が出にくい
既存のサッシを取り外さず壁も壊さないので、騒音や埃の発生を抑えることができます。集合住宅のサッシ修理工事の際など、近所迷惑にならないか心配な方にもおすすめな修理工法です。
03 費用を抑えられる
既存のサッシを取り外すことなく、最低限の施工で行うので施工費用を抑えることができます。
00 間口が狭くなる
既存のサッシの上から新しいサッシを取り付けるので、その分だけサッシの間口が狭くなります。
ただ、狭くなるのはサッシの厚み分のみなので、特に掃き出し窓などの大きい窓では気にならない場合が殆どでしょう。
以前から窓のサッシがレールに引っかかって開閉がかなり困難だったが、最近いよいよ動かなくなってきてしまったので修理をしたい…。
というご相談を、弊社のホームページを見た方からいただきました!
そうした経緯から現地調査を行うことになったのは、こちらの窓です。
現地調査の結果、サッシのレールが歪んでしまっていることがわかりました。
窓の重さでこのようにレールが潰れることによって、窓の開閉がしづらくなってしまいます。
こちらのサッシを集合住宅でも施工しやすい「カバー工法」で修理することになりました。その工程をご紹介します!
既存の窓ガラスを取り外します。
既存のサッシのみになりました。
既存のサッシに、新しいサッシを取り付けるための下地材(L型アングル)を取り付けます。
既存のサッシの上から新しいサッシをはめます。このサッシは間口に合わせて作成しています。
電動ドリルで既存サッシにビスで固定します。
新規の窓ガラスを取り付けます。今回取り付けている窓ガラスは、複層ガラスという種類のガラスです。
隙間に空間をつくることで、1枚で構成されているガラスよりも優れた断熱効果を発揮します!
取り付けが終わったら、建付けの調整を行います。
建付けの調整を行うことで開け閉めの際のガタつきをなくし、サッシの外枠と内枠が隙間なくぴったり閉まるように調整します。
最後に、サッシ周りにシーリングを充填します。
この作業でサッシを取り付けた部分の隙間を埋めて、雨水の浸入を防ぎます。
シーリングの充填が完了し、全ての工程が完了です!
レールが新しくなり、窓の開閉が非常に楽になりました!
山陽工業は、防水工事・外壁修繕工事を専門として、年間650件以上の工事を請け負ってまいりました。
大規模な工事だけではなく、今回ご紹介したサッシ修理のような施工範囲の小さな場合も含めて、建物に関するお悩みなら何でも大歓迎です!
サッシが開きにくくなってしまい困っている…という方から建具に関するその他お悩みをお持ちの方まで、お気軽にご相談ください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
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