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都立両国高校の体育館屋根塗装工事

普段あまり目にすることのない公共施設の工事がどのように行われ、いかにして綺麗になっていくのかご紹介します!

都立両国高校の体育館屋根塗装工事

今回のブログでは、公共施設の工事現場をご紹介します。山陽工業では日々様々な建物や現場で工事を行っていますが、公共施設の工事においてもこれまで多くの実績を積み上げてきました。

普段は中々目にすることのない場所でどのような工事が行われているのか、ほんの少しご紹介します。

現場は都立両国高校の体育館の屋根上です↓

今回行うのは塗装工事です。屋根全面を塗り替えて綺麗にしていきます!

実は、こんな塗料を使っています

こちらの工事ではガイナと呼ばれる遮熱効果のある塗料を使用しています。この塗料には日本の宇宙ロケット開発で培われた技術が転用されており、戸建ての外壁から航空機の外装といった幅広い現場で活用されています。

出典 : 株式会社日進産業 公式HPより引用

ガイナを建物の外部に塗布すると、日射を効率良く反射し、夏季建物内が暑くなる原因となる熱の発生を抑えます。さらに太陽光が当たると、塗膜表面が即座に高温度になり、入射した方向に遠赤外線を大量に放射します。遠赤外線放射により高温度側へ熱を積極的に戻すことにより、低温度側への熱の流れを更に減少させます。

出典 : 株式会社日進産業 公式HPより引用

上記の引用文にも記載されているように、遮熱・断熱効果のあるガイナを体育館の屋根に塗布することで、建物内部の熱発生を抑えることができます。

工事を始めるにあたって

工事を開始するにあたり、山陽工業では試験塗装を何回か実施しています。ガイナの塗料が体育館の屋根にきちんと付着するかどうか確かめます。付着しなかった場合は塗料を選定し直す必要がありますが、無事確認が取れました!

また現場が高所の屋根の上ということもあり、作業員の安全確保が欠かせません。工事を始める前にスタンションと呼ばれる仮設の手すりを、墜落の危険がある場所に設置します。工事中はこのスタンションに安全帯をかけながら作業を行います。

いよいよ工事開始です!

工事前と工事後の塗料は同じ色なのですが、下のBeforeとAfterを見比べてみるとかなり様変わりしているのが分かります。一体どのようにして屋根が綺麗になっていったのか、工程に沿って順番にご紹介します。

    工事の流れ
  • 工事前の様子(まずは現場の汚れや劣化をチェック!)
  • シーリング工事(シーリング材を打ち替えます)
  • 下塗り(密着性を高める塗料を塗ります)
  • 中塗り(仕上げの色となる塗料を塗ります)
  • 上塗り(塗料を塗り重ねて耐久性を上げます)
  • 工事後の様子(どんな仕上がりになったかチェック!)
工事前の様子

パッと見るとそこまで汚れていないように見えます。

しかし部分的に観察していくと、骨組みの交錯しているところや塗膜の表面に汚れが付着しているのが分かります。

山陽工業の行う丁寧な塗装工事で、こちらの屋根の寿命を延ばしていきましょう。

シーリング工事
外装におけるシーリング工事とは?
ゴムのような材質が、壁や窓の隙間に埋まっているのを見たことはありませんか。
指で触ってみた経験がある方も多いはず。
これらはシーリング材、またはコーキング材と呼ばれるものです。元々は粘性のある半液体の材料ですが、これが隙間に充填されて固まった結果、あの弾性の塊が出来上がります。
シーリング材を「サッシと外壁の境目」や「外壁同士の継ぎ目」に打ち替える・打ち増しをすることによって、雨水や外気が建物内部に入り込むのを防ぎます。

現場の洗浄作業も完了済みとのことで、早速シーリング工事を始めていきましょう。

この現場では、屋根と外壁の境目にシーリング工事が施してありました。ですが、経年劣化によりシーリング材の耐久性が落ちているのが確認できます。

まずは全てのシーリング材を剥がします。そこに新しいシーリング材を充填していきます。

シーリング工事が完了しました!

下塗り

次は下塗り作業に入っていきます。

塗装工事における下塗りは大切な役目を担っています。

POINT ・素地面(塗料を塗られる側)と塗料の密着性を上げる
・この後に乗ってくる中塗り、上塗りの塗料を綺麗に仕上げる

他にもいくつか理由はありますが外壁・床・屋根等あらゆる外装工事において、下塗りの工程は非常に重要視されています。

ですので今回の工事でも、塗り忘れや色ムラが出ないよう注意しながら作業をしていきます。

下塗り作業もトラブル無く完了しました。

中塗り

中塗りは別名本塗りとも呼ばれ、仕上がりの色となる塗料を塗っていきます。

下塗りと同じく、塗り残しが出ないよう細かい部分をハケで塗っていきます。

立ち上がりの部分にもしっかり塗料を乗せていきます。

中塗り作業も完了です。色もこのように変化しました。

上塗り

塗装の最終工程となる上塗りです。塗っているのは中塗りと同じガイナの塗料ですが、これを中塗りと合わせて計2回塗り重ねることにより、塗膜の耐久性が向上します。

塗膜の耐久性が上がれば、紫外線や雨水といった外的要因から屋根を守ってくれます。

2回塗られているのが分かりますね。

上塗り作業も手際良く終わりました。

工事後の様子

今回も、無事に工事が完了しました。

工事前と工事後で現場の様子を見比べてみましょう。

こうして見比べてみるとかなり変化しているのが分かりますね。綺麗になっただけでなく、屋根としての耐久度や健常性が施工前と比較して上昇しています。

これにて施工完了です!

山陽工業では防水・塗装工事を中心に、幅広い現場で日々数多くの工事を行っています。

建物調査・御見積は無料で承っています。

「経験豊富な建設業者に建物の様子を見てもらいたい!」という方がいらっしゃれば、お電話・メール・LINE・お問い合わせフォームからぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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