エントランスは、マンションやアパート・商業施設の入るビルなど様々な場所において始めに人を迎え入れ、建物の顔として印象を大きく左右する空間です。
そのため、劣化をそのままにしておくと美観の低下に直結してしまいます。
今回の記事では、エントランス壁面の改修工事を山陽工業イチ押しの「シート工法」で行った様子をご紹介します。
ご紹介するシート工法は、壁面の印象を他の工法よりも手軽に変えることのできる内外装改修工法です。
更にシート工法のメリットから、施工事例までご紹介しているため、エントランスや内壁・外壁の改修・修繕工事にお悩みのオーナー様、必見の内容です!
山陽工業イチ押しの「シート工法」とは何かご説明します!
御影石や砂岩調のリアルな石目調を再現したシートを、外壁に貼り付けることで行う改修工法のことです。
内外装どちらにも使用することができる壁面仕上げ材を使用して行います。
01 高い強度と防水性
シートの貼り付けは、目地を重ね張りしながら全面に張り付ける「鎧張り工法」で行います。この貼り方を行うことで、強度と防水性が非常に高くなります。
■強度
重ね貼りをすることで、シートは一体化されて一枚壁となります。そのためはく落を防止することができ、高い安全性を備えています。
■防水性
雨水などが入る隙間がありません。そのため、高い防水性を発揮し、建物の躯体を守ることで長寿命化に繋げます。
02 施工時に騒音・臭気がない
既存下地を撤去せずに、シートを貼り付けることで施工が完了する工法なため、施工時に騒音・臭気の発生がありません。
03 高級感のあるデザイン
砂岩や御影石調など、様々なデザインからお好みのものを選ぶことができます。本物の石を使用した施工は、時間とお金がかかる上に、割れや欠けなどの劣化症状が発生する可能性がありますが、シート工法なら、まるで本物の石のような高級感のある素材で手軽に施工できる上に劣化を防ぐことができます。
公共施設
病院
アパートやマンション
施工時に騒音・臭気がないことから、公共施設や病院などの建物の改修に最適です。
また、それらによる苦情などのトラブル発生も抑えられるため、アパート・マンションなどの共同住宅の改修工事にもおすすめです。
山陽工業で行ったシート工法の施工事例をご紹介します。
私たち山陽工業の自社ビルの外壁にもシート工法を採用している程、自信を持っておすすめできる工法です。
今回シート工法の工程をご紹介する施工場所はこちらです。
曲面の石膏ボードでできた飲食店ビルのエントランス壁です。
何か所か穴を開けられてしまっているのが目立ちますね。
この壁面の穴の補修を行い、その上からシート工法で石目調に仕上げます。
本物の石材で曲面に仕上げるとなると、時間もお金もかかってしまう施工ですが、シート工法なら素早く手軽に本物の石の様な質感に仕上げることができます!
また、既存で設置されていた石膏ボードは断熱性・耐火性・遮音性にも優れている素材ではありますが、点で受ける力に弱い性質のため、一点で衝撃を受けるとこのように穴が開いてしまうことがあります。一方、シート工法は点で受ける力に強いため、今までと同じ衝撃を受けてもこのような破損は発生しなくなります!
現在の劣化状況に合わせた適切な施工方法で行っていきます。
シート工法は、既存の下地の上からシートを貼り付けて行うため、廃棄物が少なく非常に環境に良い施工方法です。
ですがその分、既存のシートに重ね貼りをした際にきちんと接着がされる素材かどうか確認を行う必要があります。
山陽工業では、このように試験施工を行っております。
施工で使用するシートと同じ素材のシートで事前に試し貼りをし、接着強度を確認しています!
まず、開いてしまっている穴を補修していきます。
穴を四角にくり抜いた後に、同じサイズで切り出した石膏ボードをはめてビスで止めます。
すべての穴の補修が完了しました!
次に下地補修です。モルタルを表面に均一に塗ることで、平らな下地面を作ります。
上端は、はみ出しがないようにマスキングテープで囲い、端部まで丁寧に塗っています。
これで、シートを貼る下地全体が平らになりました!
墨出しは、墨ツボという道具を使用して垂直線を引く作業です。このように、シートを貼る場所に正確な印を付けています。
いよいよシートの貼り付けです。
先程の墨出しを元にサイズを合わせて切り出したものを、正確に貼り付けて進めていきます。
近くで見てもまるで本物の石ような素材です!
シートを貼る位置に、専用の接着剤を塗ってシートを貼り付けます。
そして、貼り付けた後はズレがないかメジャーで測って都度確認をし、ローラーをかけて中の空気をしっかりと抜いて壁に密着させます。
半分ほど貼り進めました。
大分印象が変わりましたね…!
シートを貼り終えた後はシーリング作業です。
床とシートの継ぎ目である出隅は、万が一雨水などが入り込んでしまうとシートの劣化原因となるため、シーリング作業で隙間を埋めます。
シーリング材を均して、シーリング作業が完了です。
最後に、シート目地の貼り合わせ部分を専用の目止め材で埋めます。
シートの重ね貼り端部まで全て丁寧に埋めることで、雨水などが入る可能性を無くしました。
これで、穴の開いた壁の補修~シート貼り付け~端部処理 の作業が終わり、シート工法の施工が完了です。
シート工法で、本物の石目調のように仕上がりました!
実は巾木部分も同じ素材のシート工法で仕上げています。本物に近い素材なため、デザインを変化させるだけで違う材質のような風合いを出すことができます。
エントランス改修工事全体の様子
今回ご紹介した工事では、エントランスの壁のみではなく、エントランス全体(床塩ビタイル貼り・天井塗装・電気工事など)の改修工事を行いました!
エントランス全体が綺麗になり、建物の印象が良くなりましたね!
↓エントランス床に行った、塩ビタイル貼りの様子はこちらの記事でご紹介しています!
シート工法の工事価格は以下を参考になさってください。
※建物の劣化状況や、施工範囲などにより変動しますのであくまで参考としてご認識ください。
今回の記事では、エントランス壁面の改修工事をシート工法で行った様子をご紹介しました。
エントランスはその建物を出入りする全ての人が始めに目にする大切な空間ですが、その分人の出入りが多く破損などの劣化が発生しやすい場所でもあります。
シート工法なら、今後の劣化症状を防ぎながら内外壁の改修をすることができるため、とてもおすすめな工法です!
少しでもシート工法について気になった方は、お気軽にお問い合わせください。
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
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