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赤外線調査で“見える”、雨漏りの原因

梅雨の時期や、急な暴雨が増える時期に特に心配になるのが、雨漏り。
補修が必要なのは、実際に水が出ている箇所だけではないことをご存知ですか?

梅雨の時期や台風が増える時期に特に心配になるのが、雨漏りですよね。
雨漏りが発生した時に補修が必要なのは、実際に水が出ている箇所だけではないことをご存知ですか?

実は現時点で水が出ていなくとも、壁や天井の中に水が溜まっていると、いずれ雨漏りが発生する恐れがあるのです。

そんな「目に見えない水分」の発見には、赤外線調査がおすすめです。

今回の記事では、その赤外線調査に関して詳しくご紹介します。

・雨漏りの原因が分からない
・あらゆる箇所で雨漏りが発生している

上記のようにお困りの方、ぜひご一読ください。

1.雨漏りの原因は屋根!…だけではない!?

雨漏りというと、雨が直接当たるイメージの強い屋根が原因と思われる方も多いでしょう。
しかし、壁の欠損箇所や窓のサッシ・エアコンの排水ドレンや給排水管といった場所が原因であることも大いにあるため、考えられる雨漏りの原因は、階数に関わらず全てのお部屋にあると言っても過言ではありません。

また、建物内部の構造によって、浸入した水は真下(天井など)だけでなく横にも伝わることも多くあり、水の通り道を推測しにくいため、雨漏りの原因を特定することは非常に困難です。

例えば、外壁の1箇所のひび割れから水が浸入した結果、あるお部屋では天井から水が垂れ、別のお部屋では壁の中に水が溜まっている…なんてことも珍しくありません。

特に後者のような「目に見えない水分」に関しては、いずれ雨漏りを発生させるだけでなく、気づかないうちに建物の内部でカビや腐食を進行させ、建物の耐久性を大きく損ねてしまう恐れもあります。

なお、雨漏りの調査方法は、目視や打音によるものが基本です。
しかし、先述した「目に見えない水分」は、これらの調査方法では発見が困難です。

原因の特定が難しいのに、壁の中に水が溜まることもあるなんて怖すぎます…

ご安心ください。おすすめの調査方法があります!

2.壁や天井の中を可視化できる赤外線調査
(1)赤外線調査とは?

赤外線調査とは、温度差を可視化できる特殊なカメラで建物を撮影し、外壁等の温度差によって水分の有無を判断する調査です。

下の画像は、ある建物の外壁を実際に赤外線カメラで撮影したものです。

通常のカメラで撮影した左の画像では何も不具合が無いように見えますが、赤外線カメラで撮影した右の画像では、青や黒(低い温度)で写っている箇所に水分が含まれていることがわかります。

ちなみに、水分を含んでいる箇所の温度が低く写るのは、水で冷やされているからではなく、気化熱(水分が蒸発する際に発生する熱)によって熱を奪われているためです。

このように水分の有無が一目で分かるため、いずれ発生する雨漏りを見つけられるだけでなく、水分が含まれている箇所から雨漏りの原因箇所の特定も期待できます。

また赤外線調査は、高所や手の届かない場所でも、足場を組む手間やコストをかけずに調査が可能というメリットもあります。

なお、ご説明した通り、赤外線調査は温度差をカメラで撮影するため、以下のような調査時の条件があります。

・調査する箇所(外壁等)がカメラで撮影できる環境である
・調査する箇所(外壁等)に陽が当たり、温度差が出ると考えられる

上記の条件については、経験豊富な山陽工業の現場担当者が、調査の前にしっかり確認を行いますのでご安心ください。

(2)赤外線調査で水分を発見した事例

赤外線調査によって、外壁の中に溜まった水を発見した事例についてご紹介します。

調査を行ったのはとあるマンションです。最上階の一室の壁から雨漏りが発生しており、目視では原因が特定できなかったため、外壁に赤外線調査を実施しました。

下の写真が、雨漏りが発生している壁の外側です。タイル張りの外壁です。

ここを赤外線カメラで撮影してみると…
窓の右上部分に、青黒く写る部分がありました。水が溜まっていると考えられます。

この結果から、雨漏りの原因は窓周りの外壁にあり、また水が溜まっていることから、いずれ別の箇所でも雨漏りが発生してしまう恐れがあると推測できます。

赤外線調査だからこそ、高い場所の外壁でも足場を組まずに原因を特定することができました!

なお、赤外線調査の結果は、通常のカメラで撮影した写真と併せ報告書にまとめてお渡しします。

3.他にもある、雨漏りの調査方法

今回の記事では赤外線調査について詳しくご紹介していますが、建物の状況等によって最適な調査方法は異なります。

山陽工業では、どのような建物でも雨漏りの原因を的確に判断できるよう、豊富な調査メニューをご用意しております!

ドローンによる雨漏り調査

ドローンにカメラを搭載し、足場を組まないと確認できない高所や狭い箇所まで、足場を組まずに安全に調査できる方法です。

外壁や屋根を隅々まで調査したい方や、高所など普段目に入らない箇所の劣化状況が知りたい方に特におすすめです。

ドローンによる調査については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

発光液による雨漏り調査

紫外線ライトを当てると発光する特殊な水を使い、水がどこから浸入してどこに漏れ出ているのかを明らかにできる調査方法です。
何度工事をしても雨漏りが止まらずお困りの方や、雨漏りの発生箇所が複数ある場合に特におすすめです。

発光液による調査については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

4.雨漏り調査は山陽工業へ

山陽工業では、先述の通り様々な調査方法の中から建物の状況に合った方法で調査を実施し、その結果に基づいて最適なプランをご提案いたします。

雨漏りでお困りの方や建物の耐久性が心配な方、まずはお気軽にご相談ください。

なお、対応エリアは以下の通りです。

また、山陽工業の雨漏り修繕工事についてもっと詳しく知りたいという方はこちらもどうぞ!

▲山陽工業HP 雨漏り修繕工事

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

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