石材、実は割れやすいんです…

車止めなど、生活の様々な場所で見かける石柱。大理石や御影石などが使用されていたり、様々な形状の石を見かけますよね。
加工がしやすい上に高級感もあることから様々な場所に設置されていますが、直接的な衝撃を受けると割れや欠けが発生しやすいものでもあります。
割れた石は放置しておくと、通行人の邪魔になったり割れた際の衝撃から怪我の発生に繋がる場合があります。
そのため、割れや欠けが発生した際はなるべく早く補修する必要があります。
今回の記事では、建物の外に設置されている石柱の欠け部補修工事をご紹介しているので、
石の割れや欠けを直したい
石の割れや欠けを直したらどの程度の費用・工期がかかるのか知りたい
欠けた石補修の工程を知りたい
と言う方は必見です!
今回行うのは、建物前に設置されている石柱の欠け部補修工事です。

外を歩いている時に見ることも多い小さな石柱ですが、足元付近に設置されているため歩行時の足がぶつかるのは勿論、台車などの衝撃を与えやすい物もぶつかることが多い位置です。

こちらの底を見ると石柱の台座となる部分が大きく欠けており、石柱がぐらついてしまっています。

石が倒れやすい状態になってしまっているので、人が横を通行した際に倒れて怪我に繋がる恐れもあります…
そのためこの石をモルタルで補修し、欠けた部分の形を成型していきます!

石柱を外すと、台座部分に大きな割れがあるのがはっきりとわかりますね。


ケレン作業で、表面を削り既存の接着剤とボルトを撤去します。

清掃も行いケレン作業で出た粉を掃い、綺麗な状態にします。

既存のボルトを戻します!
そして、石が欠けている箇所のモルタル成型です。

モルタルを押し伸ばしながら、平らで直角な角に少しずつ丁寧に仕上げていきます。



手作業ですが、こんなに綺麗な形状に仕上がりました!
土台となる石が出来たので、石柱を取り付けていきます。

接着剤を中心に塗布します。

その後慎重に石柱を重ねます。

石柱は重たいので、二人がかりで慎重に設置し直しています。
土台を補修しぐらつきはなくなりましたが、よく見ると石柱の端も欠けてしまっていました。
欠けている部分の石を子供が触った際に、怪我をしてしまうなどの危険性も考えられます。こちらも部分補修を行っていきます。

まず補修材で欠けている箇所の石材を補修します。

その上から黒い粉末をまぶします。

これで石材の黒い斑点を再現しています!

赤色などの色も合わせて調色を行い、石材表面の色も既存の石材に合わせていきます。

できた色をまだらに塗布することで、石の柄を再現します。

石材の補修を終えたら、表面をカッターで平らに削り石柱端の欠損部分の補修が完了です。

補修した箇所はどんな色や柄に表現できたのでしょうか?!

こちらが補修後の様子です。
黒い模様まで忠実に再現されているので、補修箇所がわからない程の綺麗な仕上がりです。
これで、石柱の欠け部補修工事の全ての工程が完了です!


石材の割れた箇所が綺麗に補修され、しっかりと石柱が接着したので安全性・美観性共に高まりました!
今回ご紹介した、石柱の欠け部補修工事(石柱2本の補修)での参考費用と日数をご紹介します。
※現場の状態・環境によって費用と日数は変化いたしますので、あくまで参考程度にご承知おきください。
今回の記事では、石柱の欠け部補修工事についてご紹介しました。
石材で出来た柱は、美観を上げるために設置されているだけではなく、車を駐車する際の目安になったり外の空間を仕切るものとしても大切な役割を持つ存在ですよね。
そんな石柱で事故などに繋がってしまわないよう、お悩みがあればお気軽にご相談ください!

また山陽工業は、外壁工事・防水工事などをはじめとして様々な工事に対応しており、年間650件以上の工事を請け負っています。今回ご紹介した、石柱の欠け部補修工事以外にも石材に関する工事も対応しております。
↓以下の記事では、エントランス壁の割れた石材の交換工事の様子をご紹介しているので、是非ご一読ください!
なお、対応エリアは以下の通りです。


この記事を書いた人 山陽工業 みさと
広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!