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劣化した外壁タイルを張り替え交換工事で綺麗に直す!

外壁タイルの張り替え交換について知りたい方におすすめの記事です。新しいタイルを選ぶときは既製品が良いのか、それともオーダーメイドを選ぶべきか…各メリット・デメリットについて解説します!

その外壁タイル、張り替えないと危険かも?

メンテナンスフリーと言われている外壁タイルですが、全く劣化しない訳ではありません。おおよそ10年に1度のタイミングで建物の状態をチェックするのをおすすめします。

というのも、外壁タイルの劣化は放置しておくと危険な事故に繋がりかねないからです。

外壁タイルはサイディングやモルタルに比べて耐久年数が長いからこそ、滅多にないメンテナンスをしっかり行うことが大切です。

今回は、外壁タイルの劣化の危険性とその張り替え交換工事の様子をご紹介します。

タイルの外壁の建物にお住まいの家主様、また高層階のアパート・マンションを管理するオーナー様や管理組合の方々がいらっしゃいましたら、特に参考になるかと思います。

この記事をご一読いただき、ご自身の建物の外壁タイルが心配になったという方は、ぜひ山陽工業へご相談ください!

1.外壁タイルの劣化とは?

皆さんは、外壁タイルのこのような現象を見かけたことはありませんか?

軽微な劣化 白華現象

上の写真のような白っぽい汚れは、「白華現象」と呼ばれるものです。
コンクリートやモルタルに含まれるカルシウム・ナトリウム等が、雨水によって外壁タイル表面に溶け出すことで起こります。

深刻な劣化① 浮き

外壁タイルの浮きと聞いても、あまりピンと来ないかもしれません。

浮きとは、外壁タイルを密着させる材料や下地材料が外部からの熱・湿度によって膨張し、表面の外壁タイルが上の写真のようにボコボコと浮き出てしまう劣化現象です。
浮きが進行すると外壁タイルが剥がれ落ちてしまう恐れがあるため、非常に危険です。

上の写真のようにかなり劣化が進行している場合を除き、一般的に外壁タイルの浮きは目視だけでは気づけないものがほとんどです。

そんな外壁タイルの浮きは打音調査によって発見できます。
打音調査とは、打診棒という専用の棒で外壁タイルを叩き、その音で浮きの有無を判断する調査方法です。

下の動画は、浮いている外壁タイルを実際に打診棒で叩いている様子です。

外壁タイルの右側に移動するにつれて、叩いた際の音がどんどん高くなっていきます。打音調査ではこのような方法で、高い音が鳴る=浮いていると判断するのです。

深刻な劣化② ひび割れ・欠損

外壁タイルが一部欠けている場合や、外壁タイル自体のひび割れが起きている場合、緊急性の高い劣化に当たります。なぜなら、外壁タイルが剥がれて下に落ちてしまう可能性が、他の劣化症状より高いからです。

浮きやひび割れ・欠損によって、万が一、落下した外壁タイルが人に当たってしまったら、大変な事故に直結してしまいます。

また、人以外にも駐車場の車に当たって賠償金を支払うことになってしまったという事例も多く発生しています。

「そんな滅多なことは起きないから」と油断せずに、年数の経過を感じたらお住まい・お持ちの建物の調査をしっかり行いましょう。

「外壁タイルのひび割れ・欠損・浮き」を見つけたら要注意です!緊急性の高い劣化に当たります!

2.劣化した外壁タイルを直す方法!

外壁タイルは劣化の種類や度合いによって、最適な補修・修繕方法が変わってきます。

汚れ(白華現象・カビ・コケ等)

外壁タイルの強度的には問題ないため、高圧洗浄や薬品洗浄で汚れを落としてあげれば大丈夫です。

浮き(軽微)

エポキシ樹脂を外壁タイルの目地から注入することで、浮いている隙間を埋めます。

ひび割れ(軽微)

ひび割れた外壁タイルは張り替え交換を行うのが一般的ですが、最近では見た目も質感も本物のタイルそっくりのシールを貼るという特別な工法で直すこともできます。

深刻なひび割れ・浮き・欠損

大変な事故が起こってしまう前に、外壁タイルの張り替え交換をお勧めします。

「なんだか色々分類化されていて混乱する・・・」といったお客様には、山陽工業が親身にご相談に乗りますのでご安心ください。

3.外壁タイルの張り替え交換工事

ここからは実際に外壁タイルの張り替え交換工事の様子をお見せしていきます。

工事を行った建物は、外壁全面がタイル張りでできたアパートです。
外壁タイルの色は遠目に眺めると1種類でまとまっているように見えますが、実は同系色の微妙に差異のある色が散りばめられています。

施工手順

まずは古い外壁タイルを撤去していきます。
電動カッターを用いて目地の部分に切り込みを入れ、張り替えが必要な外壁タイルのみを剥がしていきます。粉塵がかなり舞うため、ベランダの窓を汚さないよう気を付けながら作業を進めていきます!

そうするとこのように、外壁タイル裏の下地があらわになります。

剥がした下地にはモルタルやコンクリートの凹凸が残っているため、一度綺麗に整えてあげる必要があります。

モルタルを新しく塗って、下地の形を整えます。
このモルタルを均等に塗る作業には、長年の経験で培ったテクニックが必要です!

その上から新しい外壁タイルを張っていきます。

外壁タイルの裏にもモルタルを塗ります。

下地の上に新しい外壁タイルを張り付けます。
粘土のようなモルタルは実に万能で、下地を整える土台になる一方、外壁タイルを張り付けるための接着剤にもなります。

モルタルは少し多めに付けて余ったものを目地の合間から掻き出す、というやり方で接着していきます。

外壁タイルが傾いたり曲がっていないか、周囲と比べて浮き上がったり逆に引っ込んでいないか確認します。

周囲にある既存の外壁タイルにうまく馴染むよう、バランスよく並べていきます。

他の部分も同じように施工していきます。

外壁タイルの色味

今回の工事で使用した外壁タイルは、既にある品番の中から限りなく近い色を選んだ既製品であるため、よく見ると周囲の色と多少異なって見えてしまう部分もありますが、既製品でも良く馴染んでいます。

ちなみに「全く同じ色のタイルは用意できないの?」という疑問に関しては、「難しい」というのが正直な回答です…。
というのも、ある程度の年数が経ってしまうと、タイルを販売するメーカーが同じ色のタイルを作らなくなってしまうからです。
また、同じ品番のタイルが見つかったとしても、製造された年数が異なれば色味に若干の違いが現れます。

故に、山陽工業ではお客様のご要望を優先しつつ建物に似合ったタイルの色合わせを行います!

一見するとちぐはぐな色に見えるタイルも、時間が経てば少しずつ馴染んでくる場合があるため、その辺りを含めた最適なご提案をいたします!

その上で、建物の美観をより重視したい方は、費用が高額になってしまいますが釜焼によるオーダーメイドも可能です。

一般的には安価でお手軽に施工ができ、なおかつ周囲のタイルとそれほど激しく差が出ない点から既製品を選ぶお客様が多いです。
ただ、最終的にどの方法を選ぶかはお客様ご自身です。分からないことがあれば私達、山陽工業がご相談に乗ります!

施工後の写真で分かる、劣化しやすい箇所

少し離れたところから工事後の建物を確認してみると、外壁の角のタイルが多く新調されていることが分かります。

つまり、外壁の角のタイルは他の平面と比べて劣化しやすいということです。

これには2つの理由があります。

1つ目は、外壁の角に使われるタイルの形状です。
平面に張る長方形のタイルとは異なり、角に使われるタイルはL字になっています。角のL字のタイルは新築時、2方向から力を加えて張っていく必要があるため、どうしてもタイルの下地に空気が残ってしまうリスクが高くなるのです。

2つ目は、外壁の角には熱が集まりやすいという性質です。
特に南西に面した日当たりの良い角部分には熱が集まりやすく、温度差による劣化が他の平面と比べて速まってしまいます。

タイルの外壁の建物にお住まい・お持ちの方は要チェックです!

4.外壁タイル張り替えの費用は?

山陽工業の場合、一般的に使用されている45二丁タイル(実寸45mm×95mm)ですと¥36,000/㎡〜¥55,000/㎡となっております。

※1 数量により価格は前後します。
※2 特殊タイルですと上記以上の価格となる場合がございます。
※3 現場の状態・環境によって上記数字は変化します。あくまでも参考価格としてご承知下さいますようお願い致します。

5.外壁タイル張り替えは山陽工業へ!

山陽工業では建物調査・御見積を無料で実施しています。

建物のプロによる目視・打音調査で、外壁タイルの劣化状況をしっかりと見極め、どの箇所にどのような工事が必要かを判断します。
今工事をした場合、どれくらいの費用がかかるんだろう?といった、漠然とした疑問をお抱えの方もお気軽にご相談ください!

山陽工業では、お客様の住まいと建物の未来の両方を見据えた提案をさせていただきます!

お問い合わせに関して

タイル張り替え交換工事に関してお問い合わせいただく際は、問い合わせフォームに以下の情報を記載していただけるとスムーズです!

必要な情報

タイル1枚のサイズ(縦×横)

タイルの在庫の有無

なお、対応エリアは以下の通りです。

下記のページでも外壁タイルの補修に関する施工方法や、そのメリット・デメリットについてまとめています↓↓↓

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して3年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

メールでのご相談はこちら

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