こんなお悩みをお持ちの方、ぜひこの記事をご覧ください!
・原因が特定できず、何度も工事を繰り返している…
雨漏りによる被害は、暮らしを脅かす一大事です。
アパート・マンションなどの共同住宅の場合、雨漏りが発生することで室内への被害だけでなく、入居率の低下にも繋がってしまうため、迅速で確実な補修工事が特に重要になります。
しかし、通常の雨では発生せず台風の時にだけ発生する雨漏りの場合、雨漏りが発生する頻度自体が少なく原因が特定しにくいため、どのような補修工事をすればよいのか分からないという声も耳にします。
今回の記事では、そんな台風の時だけ発生する雨漏りの原因と調査方法・補修工事の事例をご紹介します。
まず、考えてみましょう。
台風の日と通常の雨の日の違いは何でしょうか。
それは「強い風が吹いているかどうか」です。
台風が上空に到達すると、基本的に風速20m以上の強い風が吹き荒れ、叩きつけるような大雨が降り注ぎます。
強い風によって、建物には通常の雨の日よりも多量の雨が当たるため、以下のような比較的小さな劣化が建物に発生していると、台風の時は雨水が浸入してしまう可能性が高まります。
・シーリングがひび割れている
・外壁がひび割れている
・屋上や屋根の防水材が劣化している
こういった「小さな劣化」は、経年劣化によって建物のあらゆる箇所にいくつも発生してしまいます。
台風の日の風は強いだけでなく、下から吹き上げるという特徴もあります。
この強く吹き上げる風によって換気フードなどの通常雨に濡れることのない場所にまで雨が当たることで、雨漏りに繋がってしまうことがあります。
台風の時は、通常よりも非常に多い雨が短時間で一気に降ります。
屋上やバルコニーの排水ドレンが藻汚れなどで詰まっていると側溝に通常なら到達しない高さまで水が溢れ、通常の雨であれば水が当たらない位置のひび割れや部材の隙間などから水が浸入してしまうことがあります。
台風の時にしか発生しないからと言って、雨漏りの放置は厳禁です。
浸入した水によるシミやカビは、見た目が悪いだけでなく健康被害の恐れもあります。漏れた水が家具や家電などを濡らしてしまうこともあります。
何より、放置することで次第に劣化が進み、台風の時だけでなく通常の雨でも雨漏りが発生してしまうリスクが非常に高くなります。
大切な建物の資産価値にも影響を及ぼしかねません。
台風大国と呼ばれている日本では、毎年のように大きな台風が発生します。
雨漏りの修繕を行わず放置し続けることによって、台風がくる度に同じ雨漏りが発生し、不快な時間を過ごすことになるかもしれません…。
冒頭でもお伝えした通り、迅速で確実な補修工事が必要です!
雨漏りの補修工事で最も重要なのは、「正しい原因を解明すること」ですが、雨漏りの原因箇所を特定することは非常に困難です。
というのも、建物内部の構造によって、浸入した水は真下(天井など)だけでなく横にも伝わることも多くあり、水の通り道を推測しにくいためです。
雨漏り発生箇所の真上(屋根や屋上など)だけを見れば良いというものではなく、加えて、雨漏りの発生が1箇所でも、原因は1箇所だけとは限りません。
そのため、考えられる雨漏りの原因は建物全体にあるといっても過言ではないのです。
また、水は0.05mmの隙間があれば通れてしまうという点から、そもそも原因箇所が目視で確認できないほど小さく特定ができない場合もあります。
でも、雨漏りの原因を特定しないと工事はできません…どうしたらいいのでしょうか。
そこで山陽工業では、雨漏りの原因を正確に特定するために、様々な建物調査メニューをご用意しています。
文字の通り、目で見て原因を特定する調査方法です。
外壁の深いひび割れや防水材の剥がれなど、比較的大きな劣化であれば目視調査で特定できることが多いです。
赤外線カメラを使って、壁や天井の内部の状況を可視化する調査方法です。
既に発生している雨漏りだけでなく、壁や天井の内部に水が溜まっている=今後雨漏りが発生する恐れのある箇所も発見することができます。
先述した通り、台風の時だけ発生する雨漏りの場合は小さな複数の劣化が原因であることが多く、また、原因箇所が1箇所とも限りません。
複数ある小さな劣化箇所のうち、雨水が浸入しているのはどれか1つからなのか?それとも、全ての劣化箇所からなのか?
それらを正確に特定するために山陽工業が推奨しているのが、「発光液調査」です。
発光液調査は、紫外線ライトと、紫外線を当てると発光する特殊な水を使用して行います。
まず、雨漏りの原因と考えられる複数の劣化箇所へ、それぞれ発光色の異なる発光液をかけます。
その後、雨漏り箇所から出てきた発光液に紫外線ライトを当てて発光させ、どの劣化箇所にかけた色なのかを確認することで、水の浸入経路を特定できるという仕組みです。
発光液調査であれば、雨漏りの原因と考えられる箇所が複数あっても、高い精度で原因を特定することが可能なのです!
「台風の時だけ雨漏りが発生する」とご相談いただいた建物の補修工事の事例をご紹介します。
屋上の防水シートの継ぎ目に経年劣化による小さな隙間ができてしまっており、台風の大雨によって多量の水が当たることでその隙間から水が浸入していました。
隙間ができていた排水ドレンの周りにのみ、上から新たに防水シートを貼って補修しました。
台風で降った多量の雨が屋上に溜まり、防水材(ウレタン)の塗膜の一部に発生したひび割れが水の入り口になってしまっていました。
ひび割れ部分周辺にウレタンを塗り直し、水の入り口を塞ぐ補修を行いました。また、排水ドレン周りも溜まっていた汚れをしっかりと清掃してウレタンを塗り直したことで、水はけが良くなり通常の雨でも雨漏りが発生しにくくなりました。
一見綺麗に見えますが、よく見ると小さなひび割れがいくつも発生しており、強い風圧で雨が当たると水が染みてしまっていました。
シーリング材を新しいものと取り替えて補修しました。
なお、雨漏りの原因が特定できれば、上記のような部分的な補修のみで済みますが、建物が下記のような状況である場合、建物全体の補修工事をご提案することもございます。
・最後の大規模修繕工事から10年以上経っている
・再び同じような劣化が別の箇所に発生すると考えられる
・雨漏りの原因と考えられる複数の劣化がどれも進行していて、補修後短期間での雨漏りの再発が考えられる
「それぞれお金や工期はどれくらいかかるのかな…」
そんなお悩みをお持ちの方もぜひ、一度山陽工業へご相談ください。
建物の状況をしっかりと調査した上で、最適な方法をご提案します。
見出しを見て驚かれた方もいるかもしれませんが、工事を行った後に同じ箇所からまた水漏れが発生するケースも少なくありません。
お客様の中には「他社で施工したけど同じ箇所から水漏れが…」という内容でお問い合わせをいただくこともありますし、以前山陽工業で工事を行った現場から「同じ箇所から水漏れが…」といったご連絡をいただくこともあります。
万が一、山陽工業で施工した後に同じ箇所から水漏れが発生した場合、もちろん再度調査・施工を無償で対応させていただきます!
※再発箇所の状態によっては有償での再調査・施工になることもあります。ご了承ください。
工事後のご不明点もお気軽にご連絡ください!
山陽工業では、建物調査・お見積・建物に合った最適な工事のご提案をすべて無料で承っています。
※建物調査の中には、一部有料の調査方法がございます。
・どんな工事が適切なのか分からない。
・今工事をするとしたら、いくらくらいかかるんだろう?
このようなお悩みをお持ちの方、まずは一度ご相談ください!
ご相談からお見積までの流れは以下の通りです。
まずはお電話・LINE・お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
建物の詳細(住所や階数など)・建物のどこにどのような不具合や劣化が生じているのか・建物調査の日程のご希望などを伺います。
お客様とスケジュールを調整の上、実際に山陽工業の社員が現地に伺います。
3.重要なのは「正しい原因の特定」でもご説明した、目視調査・赤外線調査・発光液調査を行い、建物の状況を診断します。
建物調査の結果をまとめた報告書とお見積書をお客様に提出します。報告書・お見積書の内容については、担当者が詳しく説明しますのでご安心ください。
なお、山陽工業ではしつこい営業などは一切致しませんので、お客様のペースでじっくりご検討いただけます。
また、建物全体の修繕工事だけでなく、例えば緊急性の高い箇所だけなど、部分的な工事のご依頼ももちろん大歓迎です。
お悩みやご要望など、何でもお気軽にご相談くださいね。
年間650件以上の施工実績を誇る山陽工業では、ご紹介した発光液調査をはじめとした雨漏り原因の特定や、上でご紹介した事例のような、建物の状況に合わせた適切な補修工事を行う豊富な知識と対応力がございます。
梅雨の時期も、ご自宅で快適に過ごせる準備をしませんか?
なお、対応エリアは以下の通りです。
今回の記事でご紹介した赤外線調査・発光液調査については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
★小規模工事についての記事一覧はこちらをクリック
メールでのご相談はこちら
以下の内容で送信します。
以下のフォームにご入力ください。
【※】は入力必須項目となります。