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ベランダの目立つところに石調シートを貼って高級感アップ

石調のデザインが印刷されたシートを外壁に貼りつけて、建物に高級感をプラスしてみるのはいかがでしょうか?シート工法を用いれば、外観の印象を大きく変えることができます!

シート工法を活用すれば、
お住まい・お持ちの建物の印象がこんな風に変わります!

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Before

After

石調のデザインが印刷されたシートを外壁に貼りつけて、建物に高級感をプラスしてみるのはいかがでしょうか?

シート工法を用いれば、外観の印象を大きく変えることができます!

今回の記事では、この工法と通常の塗装を組み合わせて、工事費用を安く抑えつつ、建物の見映えを大変身させたマンションについてご紹介します。

シート工法に興味のある方や、劣化した外壁の修繕方法に困っている家主様、オーナー様、管理組合の皆々様は、ご一読の価値アリです!

1. シート工法って何?どんな特徴があるの?

シート工法とは、砂岩や御影石などの、石調デザインが印刷されたシートを外壁などに貼ることで、建物の見映えを簡単に変えることができる、山陽工業オススメの工法です。

シートの表面には本物の石そっくりのテクスチャが再現されており、それでいてシート自体はとても軽いので、大掛かりな準備を必要とせず、お手軽に施工ができます。

外観のデザインを変更する以外にも、漏水を起こしにくくしたり、コンクリートやタイルの剥離を防ぐ効果があるため、建物の長寿命化も期待できます。

デメリットとして、塗装工事よりも材料費・手間がかかるため、費用が高額になりがちです。

ただし、塗料では出せない質感を表現できたり、塗装とシート工法を掛け合わせた方法で金額を抑えるといった方法もありますので、詳しく知りたいという方は、シート工法の責任施工店の認可を受けている山陽工業までお気軽にご相談ください!

2. シート工法と塗装の組み合わせ

今回、こちらのマンションの「ベランダ面」にシート工法を施しました。

そうして、ベランダ面以外の外壁部分は一般的な塗装を行いました。

「何故、シート工法と塗装で分けるの?」

この規模のマンションでは、全ての外壁にシート工法を施そうとすると、かなりの費用が掛かってしまいます。

ベランダ面は建物の正面にあたり、目の前の道路は人通りも豊富です。シートを貼れば多くの人の目に映ります。

その一方で、正面に対して両隣の外壁は、片方は建物に隠れており、もう片方は工事前は空き地だったのですが、本工事の後に新しい建物が建設されることが決まっていました。

せっかくシートを貼っても建物に隠れて見えなくなってしまう可能性が高いのです。

そこで、シート工法を効果的に活かしつつ費用を抑えるため、建物の本当に目立つ部分にのみシートを貼ることに決まりました。

シート工法以外の外壁には、シートのデザインと近い色の塗料を塗ります。

このようなシート工法と塗装の組み合わせたやり方は、実は多くの建物で採用されています!

3. 工事の流れ

(1)凹凸のある下地を平らにする

ベランダの縁には角がなく、小さくて細い面の形状(=面取り)をしています。

シートの厚みは約5cm程あり、この狭過ぎる面に合わせて切ったり貼ったりするのは、あまり効率が良くありません。

ですので、意図的にを作っていきましょう。

(この作業を角だしと呼びます!)

モルタルを塗り付けて、コーナー定規と呼ばれる角だし専用の道具を取り付けます。

角だしが完了したら今度はベランダの広い面に、モルタルとは異なるセメント系の下地調整材を塗って、平らにしていきます。

外壁の模様やタイルなど、凹凸のあるデザインをしていたベランダでしたが、モルタルで覆われて、すっかり平らになりました。

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(2)シートを貼る位置を書き出す

続いて、乾いたモルタルの上から、シートを貼る位置を計測して、線を書いていきます。

シート自体はそこまで大きい訳では無く、基本的に幅と高さが決まっています。

縦横1mに満たないシートを、レンガのようにタイル状に詰めて貼っていくので、引いた線に狂いがあると後々、大変なことになってしまいます。

ベランダの形に対してどこまでシートを貼って、どこでカットするか、幅や高さがずれたりしないよう、ミリ単位で印を付けていきます。

(3)シートを貼る

いよいよシートを貼っていきます!

まずは、先程引いた線に沿って、シート工法専用のボンドを塗ったら、

カッティング済みのシートをペタリと貼りつけて、

ローラーやヘラを使って、隅々まで圧着させていきます。

ベランダの裏面にも、このようにシートを少し貼ることで、建物とより馴染んだ印象になります。

シートは「貼って終わり」ではありません。

面同士の縁は剥がれたり、水が浸入する可能性が高い部分なので、補修作業で角を埋めて(=角補修)シートの耐久性をより強固なものにします。

角補修の上から、保護用の塗料を塗ります。

透明な色をしているので、シート工法のデザインが見えなくなる心配はありません!

また、シート同士の継ぎ目にも隙間があるので、水などが浸入しないようシーリング材で埋めていきます。

(4)その他、ベランダ面以外の外壁を塗装する

シート工法を施さない、ベランダ面以外の外壁に関しては、一般的な補修と塗装を行います。

ひび割れ等の劣化を埋めて外壁の補修を終えたら、仕上げ用の塗料を密着させるため、こちらの白い塗料(=下塗り)を塗っていきます。

そうして、シート工法のシートと似た色合いの塗料を仕上げとして塗り重ねました。

(5)工事完了!

工事前と工事後を見比べてみると、マンションの印象がかなり様変わりしているのが分かります!

塗装とシートの継ぎ目は、このように仕上がりました。

4. シート工法の工事費用

シート工法の価格は、シートの製品代・工事費用あわせて¥22,000円+税~/㎡となっております。

(※端部のシーリング代が別途発生します。また、現場の状況などにより価格は変動することがありますのでご了承ください。)

5. 建物の調査&お見積もりは無料で承っています!

シート工法は、比較的お手軽な施工に対して重厚な高級感を演出できる、メリットの要素が大きい工法です。

シートという特性上、曲面にも綺麗に貼れるので施工できる建物のハードルも低くなります。

今回のようなアパートの他にも、戸建ての建物や人目につきやすい外構といったシーンで活躍しています。

山陽工業では、建物の調査&お見積もりを無料で承っています。
シート工法に興味の出てきた方はお気軽にご相談ください!

なお、対応エリアは以下の通りです。

また、本記事の他にも、同じくシート工法に関してより詳しく記載した記事がありますので、ぜひご参考ください↓

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して3年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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